Photo by iroro 140字小説【軽い彼女と重いぼく】 5 こし・いたお 2023年3月6日 00:38 「あなたは重すぎる。私はもっと身軽に自由でいたいの」繋いだ手を振りほどくように彼女はぼくを振った。悲しくてうつむくと突然強い風が吹いた。春一番だ。綿毛のように軽い彼女は風に乗って遥か空の彼方へ飛ばされていった。「ああ。ぼくと手を繋いでいればよかったのに」 ダウンロード copy #140字小説 #いろろさん 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート