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140字小説【不機嫌になったお母さん】

「し!静かに!ぼくの部屋に誰かいる!」旅行から帰り、家に入ろうとした私たちに戦慄が走る。泥棒だ。木の棒を握り、部屋から出てくる泥棒を待ち構えるお父さん。「とっ捕まえて説教してやる!」しかし部屋から聞こえていたのは消し忘れたテレビの音。エアコンもついたまま。説教されたのはお父さん。

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