140字小説【推理】


久しぶり。たまたま近くに来たから顔見たくなって。家の中が空っぽになってるやん。引越し? え? 捨てたの? 部屋に残されているのは君が愛用していたぶら下がり健康器に丸椅子が一つ。今からロープを買いに行く? 悪いがそうはさせない。君はぼくの大切な友人だ。だから絶対に首は吊らせない。

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