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140字小説【鏡に映る犯人】

殺害現場となった部屋では、被害者が何かを指差し倒れていた。呆然とし立ち尽くす被害者の兄。資産家の弟が何者かに殺害され、ショックで言葉を失っているようだ。被害者が指差していたのは姿見。弟は鏡に映る自分を指差していた。勘の鋭い刑事は双子の兄を見つめた。

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