見出し画像

140字小説【彼の知らないこと】

久しぶりに幼なじみと食事をした。僕はハンバーグ定食、彼は天ざる定食を注文した。「そのハンバーグ半分ちょうだい」「え、うん」彼のあだ名は物知り博士。彼の知識は幅広く、初心者にも分かるように噛み砕いた説明もうまい。最新の対話型AIでも彼には敵わない。しかし、相変わらず遠慮を知らない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?