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140字小説【遅刻】


「ガタンガタン」橋上を始発電車が走る音で目が覚めたぼく。昨日まではあの電車に乗っていた。初めて上司に怒りを爆発させ辞めてしまったのだ。もう行かなくていいと思うと気分がいい。しかしあることに気づき電話を手に取った。「少し遅れます」ぼくは夢の中で会社を辞めていた。

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