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140字小説【廃校の妖精】

「最初はグー!じゃんけんポン!」古い木造の廃校を探検していると小学生くらいの女の子に出会った。ここは近所の子たちの秘密基地になっているのかもしれない。所々崩れ落ちた階段の前で通せん坊したその子。僕がじゃんけんで負けたから上るなと言う。僕が引き返すと背後で何かが音を立て崩れ落ちた。

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