![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103663474/rectangle_large_type_2_b0b19ca75e8a751b0eb22f3d17315646.png?width=1200)
Photo by
featurecompass
140字小説【残された希望】
「時間だ。お腹の子の名は決まったか?」荒廃した世界に溢れる異形の者たち。彼らは食欲だけに支配され、人の汗や血の香りに惹かれて襲う不死者と呼ばれた。目が充血し身体がこわばる私に残された時間は僅か。仲間は危険を承知で私の死と引き換えにチャンスをくれると言う。私は震える指で明と書いた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
「時間だ。お腹の子の名は決まったか?」荒廃した世界に溢れる異形の者たち。彼らは食欲だけに支配され、人の汗や血の香りに惹かれて襲う不死者と呼ばれた。目が充血し身体がこわばる私に残された時間は僅か。仲間は危険を承知で私の死と引き換えにチャンスをくれると言う。私は震える指で明と書いた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?