見出し画像

140字小説【予期せぬサークル】

ぼくは退職してからサークルを探していた。青春時代のような胸躍る体験がしたい。気づけば登山サークルに入り仲間もできた。ある日、彼らとの親睦を深めるため真冬の山荘にやってきた。外界から孤立した山荘で、一人、また一人と消えていく仲間。思っていたのと違う。そう、これはクローズドサークル。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?