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140字小説【時間泥棒】

「君の狙ってる女は泥棒らしい」ぼくは同僚の心ない噂話にイラっとした。しかしある日、謎の手紙がぼくの家のポストに届いた。「明日の午後2時、公園のベンチで待っていてください」と書かれていた。彼女の筆跡によく似ている。翌日、ぼくが公園へ行くと、ベンチに座ったまま時間だけが過ぎていった。

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