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140字小説【レターケースの中身】

私はたまに彼の部屋を掃除する。私たちには隠し事をしない約束があった。ある日、彼の部屋を掃除していると、レターケースに鍵がかかっていた。中身は見せられないと言う彼。私は腹を立てた。一月後、夕日に包まれた海の波打ち際で彼が片膝をついた。私はレターケースの中身を知り幸せに包まれた。

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