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[節約法]月1400円で無制限スマホを錬金する格安SIMの組み合わせ

今回は携帯通信料を抑えるため、いかに格安SIMを利用すればよいか!ということについて考えてゆく。

思考プロセス

まず、総務省の白書をみると、年々携帯通信料は増加傾向にあり、なんと2020年には月8千円、年10万円にものぼる。

引用:総務省,令和3年情報通信白書,2024年1月参照

消費に占める割合は4%を超えており、なかなかバカに出来ない出費だ。このような、生活に不可欠かつ月々支払う固定費は資産形成の敵である。

この難敵を打ち倒すべく、本記事では昨今話題になっている格安SIMの有効な利用方法を提示する。

まず、前提条件として、筆者がスマホに求める要件を以下に示す。
1.ウェブ検索や動画・映画鑑賞が遅延なく可能である
2.電話は通話時間に関わらず無料である(条件付き無料も可)
3.データ通信量は無制限である

この3つである。
貧乏性の筆者が通信量上限つきのスマホを使った場合、「この動画みたら足りなくなるかも」などと考えてしまい、月々の上限まで使えないどころかストレスフルな生活になることは目に見えている。したがって、本来そこまでデータ通信量を使わない用途ではあるが、筆者にとって条件3は必須条件となる。

そして、この通信量無制限の条件こそ、今回の最大の鬼門である。条件1と2に関しては、ほとんどの格安SIMで実現可能なのだ。

問題は、「いかに安く通信量無制限のスマホを手に入れるか」ということである。

現状で通信量無制限を打ち出している格安SIMプランは以下の通りだ。

1.楽天モバイル

引用:楽天モバイル

メリット

  • 月3,278円でデータ通信量無制限

  • 使用料に応じて月1,078円まで安くなる

  • アプリを使えば通話料無料

  • 楽天経済圏を利用できる

デメリット

  • 大手キャリアと比べて周波数帯の割当が少なく、都市以外では通信速度に不安がある

  • データ通信量に応じた金額設定なので、筆者の貧乏性が発動する

  • 無制限で月々3000円強は、少し高く感じる

2.mineo

引用:mineo

メリット

  • 月250円(最大32kbps)〜2200円(最大3Mbps)のように通信速度に応じたデータ通信量無制限プランがある

  • 価格が安い

  • 198円/回で24時間高速通信を使えるオプションもある

  • 三大キャリアの回線がつかえる 

デメリット

  • いずれのプランでも平日の12時台は最大32kbpsとなり、使い物にならない

  • 電話かけ放題にするために、オプション料金がかかる

3.その他

ワイモバイル、ahamo、UQモバイルなどは通常プランでデータを使い切ってしまった場合に、最大1Mbpsの条件付きの無制限使用できる。しかし、通常プランであるため、高速通信にはデータ量制限があり、筆者の求める無制限プランではなかった。

つまり、実質的にデータ通信量無制限プランを提供しているのは、楽天モバイル、mineoの2社だけなのだ。

この2社を比較してみると、やはりmineoの料金の安さにとても魅力を感じる。固定費を削ることこそ、至上の使命なのだ。

引用:mineo (2024/1/28閲覧)

いくら安いといっても、最大300kbpsでは動画閲覧に不安が残るし、とはいえ最大3Mbpsでは安さのメリットが薄れる。スタンダードの最大1.5kMbpsのプランが良さそうだ。ネットの評価でも、1.5Mbpsであれば動画閲覧など問題ないらしい。

月990円でデータ無制限とは驚異的な安さだ。しかし、mineoは通話無料ではないので、オプションを付ける必要がある。

引用:mineo (2024/1/28閲覧)

理想的には時間無制限がよいのだが、+1,210円で合計2,000円を超えてしまう。10分かけ放題も無料だが、+550円で1,540円。悩ましい。

不安は残るが、正直そこまで電話はしないので、10分通話パックに決定。さすがに10分以上は電話するのだが、使わなかった通話時間は次の月に繰り越せるらしく、月20分まで貯められるらしい。これなら問題なさそうだ。

ということで、スタンダードプラン990円+10 分通話プラン110円の1,100円となる。これで通話料の問題は解決できる。

そして、mineoにはもう一点解決すべきデメリットがある。それは、平日12時台の通信制限だ。最大32kbsの通信速度制限というのは、やっとLINEの返信ができるくらいのものなので、使い物にならない。

平日の12時台というと、ちょうどお昼休憩なので、この時間帯にスマホが使えないのはかなりきつい。SNSも動画視聴もできないどころか、スマホ決済もできなくなる。これでは無制限も意味がない。

この一点を許せないがゆえに、一瞬楽天モバイルに傾きかけたのだが、瞬間、節約神の天啓を受けた。

デュアルSIMを使えばよいのではないか、と。

mineoを電話番号とデータ通信のメインsimとして、データ通信のみのサブsimを入れておけば、昼時だけ切り替えて問題なく使える。

これはデュアルsim対応のスマホのみ適用できる手法だが、幸い筆者のスマホは該当する。そこで、昼時だけデータ通信を賄うのに、最適な格安simを探してみた。

引用:日本通信(2024/1/28閲覧)

日本通信のシンプル290プランである。
1GBと低量ではあるが、昼時の仕様だけなら十分だし、足りなくなれば+220円で追加できる。しかもこの安さ。まさに理想のサブsimだ。

よって、mineo1,100円+日本通信290円で合計1390円となる。
なんと、合計1,400円でデータ無制限スマホが爆誕してしまった。

使ってみた感想

今のところ、このプランの懸念事項であった通信速度には全く問題を感じていない。時折遅いと感じることはあるが、なんの問題もない。映画も見たし、エクセルも開ける。

よっぽど重いファイルをダウンロードしたり、高画質の映画を見たり、ゲームをしたりしない限りは問題ないだろう。

そして、昼時のmineoはやはり使い物にならなかった。しかし、すぐにデータ通信を日本通信のsimに切り替えると、爆速で快適なスマホになる。正直、いちいちsimを切り替えるのは面倒だと感じるが、とはいえ、設定を開いてポチポチするだけだし、この安さを考えると妥当な手間だろう。

一方で、電話に関してはやはり物足りなさを感じる。種々の手続きで電話対応する場合は意外と多いし、時間制限があることで、遅々とする相手の対応に少々イライラする。

だが、相手からの電話だと電話料金は変わらないので、相手からの電話はすぐに取るクセがついた。面倒だが、実際には良い習慣だろう。このせいで手続きタスクがすぐに終わるようになり、時間が増えた。迷惑電話も取ってしまうのが玉に瑕だが。

いろいろ言ったが、今回の格安simパッケージには大大大満足している。安さこそ正義。節約こそ我が道なり。

やはり、自分で制度を調べて、市場に隠された節約法を見つけ出すのは、心底快感だ。頭を捻って出した答えがうまくいく。これほど嬉しいことはない。

筆者と同じようなスマホ用途の方には是非試してみてほしい。
ちなみに、格安simの契約事務手数料は、あらかじめパッケージを買っておくと多少安くなるので、おすすめ↓。

mineo
日本通信

では、次回作に乞うご期待。

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