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注文の多い料理店

週末を迎える前に、痛みを伴うドライアイや黒目までのびるように毛細血管がきれるような状況&目の下の痙攣が断続的に、っていう、まさにドライアイ末期みたいな状態になりました。
マッサージやホットマスクなどをしても改善せず、強めにアイマッサージをしたのだけども、おそらくそれで多少目の表面を傷つけたもよう。
本格的に白目が赤くて目薬がしみる。

まあ目ってわりと放置でもよくなおるのでその時点で、ワンデー1人連続装用実験みたいになってるコンタクトを外し、(寝不足だし疲労だし、思えば売薬の風邪薬などのんでいるので体から水分が失われているな)と今更反省し、裸眼用の数年前のメガネを装着しました。
非球面レンズでもなんでもない安いレンズで視界が歪むので、仕事にならないし本当に嫌いなのですが、どうせ短時間しかつけないからって安いレンズにしたのは私なんで文句は私に全部はねかえります。
しかたないね。

ひたすらドライアイ用の目薬と赤みをおさえるために抗菌剤の目薬(これは成分的に炎症をおさえる内容物があるだけで抗菌でなくてよい)をして月曜を迎えて、マンションしたの眼科に行ったのです。

受付で訴える主訴は「ドライアイと目の下のぴくつき」。
ほぼドライアイはおさまっているけれど、コンタクトで傷つけた感もなきにしもあらずだから、先生に診てもらいたいと伝えます。
看護師さんは同級生の母親で、もう子供の頃からお世話になってる方。夏ぐらいにちょっと強めのコンタクトも処方してくれました。

小一時間待たされて、先生にみてもらえるかとおもいきや、
看護師さん「じゃー検眼しましょうね」
なんで?ってなるじゃないですか。なぜ検眼?ドライアイになって目が傷ついてるかもしれないから先生にみてもらいたいのに。

それからあっっちの椅子にすわらされ、こっちの椅子にすわらされ、いろんな機械でいろいろ測り、前のときよりずっと丁寧にアナログな検眼をして、前のときはコロナでとどいてなかったから飛ばしたコンタクトのテストレンズを慎重に選び、また検眼し、「ちょっとこれでしばらく見え方が大丈夫かみて?」と待合に戻されて…

「あの、、私のドライアイは・・・」

もうね、あの料理店に行ったお客とおなじくらいの謎ですよ。
されてる行為が謎。私の主訴とどうつながるのか謎。前のときこんなに丁寧にやんなかったじゃん検眼!というのも謎w。
若先生は今日もフェラガモのリボンパンプスで検眼してる台の前をいったりきたりしてそのたびに看護師さんにおこられています。

待合で新しいレンズで待たされる間(度があわないから目がつかれる→ドライアイになった、という推察でこの検眼に至ったのでは)とじわじわ思ってる間にフェラガモの先生に呼ばれました。やっとだよ!

コロナらしく目を覗く顕微鏡の顎載せるとこをちゃんと消毒してくれてから見てくれて、
「度を変えるのねー?」
いや違います。私の主訴はドライアイと目の下がピクついてることで…

一から説明します。なんとなくきいてくれる先生。
胸をなでおろす私。
「まあでも度もあってないから…」
もうそれでいいですw
「目は傷んでないから大丈夫。それよりコンタクトの長時間装用はだめだから、もう家にいるときはメガネ、お外でコンタクトくらいにしてコンタクトをつけられる人生を伸ばした方がいいですよ。40超えたら無茶しない!」
みたいな説教を……うんまあw

このへんで私は面白くなってきています。
お医者さんでこんなに主訴がとおってないの実際最近では久々です。
ていうか、ここで夏に処方してもらったコンタクト、一枚もつかってないままパーなんかなこれ、とか、「注文の多い料理店」のお客もあれ、途中で従うの楽しくなっちゃったんだろうな、とか先生のお話を聞きながら思っていました。
「ドライアイ用の目薬だしとくので来週またみせてね」

長い長い注文のあと、私の調理はすみました。はい。
ドライアイ用の目薬はもらえたから、食べられちゃうよりはましです。はいw

会計のときにまた、検眼もしてくれた友達の母親の看護師さんとすこし雑談を。

看護師「ところで検眼の時も気になったんだけど、目の下ずーっとピクピクしてるの、いつからなの?」

最初にそれ、私いいましたやん?ww


(おわり)

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