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スーツを選ぶポイントは、ココ。

さて、前回の記事はぷりぷりどころかもうプリンプリンになってしまったので、ここから真面目(?)に書きたいと思います。

ただし!!私自体はスーツ着ないので爆、もうホント街行く人をジロジロ眺め回して得た研究(???)結果ということをお忘れなく!!私のスーツ………フォーマル服への愛が伝わればいいと思って書きます!!

それではいってみましょう!!

スーツを選ぶ時の優先順位は「色→形→素材」!!

この3点に絞ってポイントをご紹介したいと思います。

1.色:ネイビーとグレーにご注意を

スーツを選ぶ際に…というかフォーマル・オフィスコーデを選ぶ時にまず気を付けるべき点は「色」です。

「グレー」はご経験があると思います。このお色は手っ取り早くキレイめに見えるし、誰でも似合うのでセカンドとして持っている方も多いんじゃないかな。

だがしかし、この色は「濡れると目立つ」んですね。

雨や汗などで濡れた所が濃いグレーになってしまって「あぁ……」ってなっちゃうので、天気予報でしっかり晴れな時・間違いなく汗をかかない時以外はおススメできません。もちろん外回り系の方は避けて頂いた方が無難でしょう。どうしても、という方はなるべく濃い色で縦にストライプが入っているものがおススメです。

また、意外に難しいのが「ネイビー」です。

このネイビーという色味は「制服」というイメージがとても強く、美容部員さん・CAさん・バスの運転士さん・駅の窓口など「かっちりしている花形職種」のもうイメージカラーといっても良いかな。私の中では準公務員カラーと呼んでいます。

このような職種の方は見た目・身だしなみにとても気を遣っておられますし、何よりそういう教育を受けておられますから。第一印象絶対主義の世界です。

なので我々一般庶民が何の気なしに着ると、「アレ…高校生のブレザー…?」「顔が負けてる…?」となりがちです。

なのでね、ネイビーの上下は非常に難しいというのが私の印象ですね。

確かに「青」という色味はきちっとして見えるので……う~ん…ですけど、相当化粧がきちっと出来る、ご自身にフォーマルなイメージがある方以外は避けてもらった方が無難でしょう。あとネクタイ選びもな…難しいよな…。

ということで、色味を入れる場合は出来るだけ濃い色で。ダークネイビー・ダークグレーなど多少色が入ってるな、くらいがいいでしょう。

特に「垢ぬけないぜ…」とお困りの男性の場合はぜひダークネイビーにトライを。お顔がカジュアルな方は髪・スーツ・靴がワントーンだと地味に見えるので、少し色味を入れるとライト感が出ると思います。

また、ご自身の髪色がニュアンスカラーで入っているものも統一感が出ておススメです。ロマンスグレーの方ならグレーを、茶髪なら少し茶色味のあるものとかね。

まぁ、一番無難なのは黒×縦ストライプです。


2.形:“若干スキニー”を意識する


これね、結構やりがちな人が多いと思うんですが、パンツを「ストレートタイプ」や「ワイドタイプ」をお選びになる方がね、割といますよね。この二つは足が長く見えるし手っ取り早く「圧」が出るので、30代前半になって突然増加するイメージです。

が、出来るだけ「スキニータイプ」を選んだ方がね~…私は良いと思うだな~…。あ、これ全然女性にも当てはまりますからね。キャリア感出し出しのストレートパンツ履いてる人いるよね。

まず、このような「Iラインシルエット」を強調するものは、相当肩幅が広い+見た目にかなり圧力がある人間しか似合いません。また、このような雰囲気をお持ちの方でも、背が低かったり、割合股下が短かったり、ヒールに抵抗がある人は避けて下さい。

私が思うに「Iライン」というやつは意外に体格を如実に反映します。

人間の体はなだらかなカーブを描きながら形成されてますよね。Iラインでこれを包むと布が余っている所が結構良く分かります。布は余っているほど揺れます。揺れというのは柔らかい=「カジュアル」なイメージになります。

なので相当上半身にオフィシャルな・強いイメージをお持ちの方でないと、ひざ下の揺れというカジュアルさを押え込めないんですね。

Iラインは大きいものを長く見せ、相対的に細く見せるには都合の良いシルエットですが、普通のものを細く見せるにはあまり適していないと思います。


ではどうすればいいか。これは簡単ですね。

余ってる布をなくしちゃえばいいのです。


Iラインシルエットで余る箇所は、

①ウエスト ②太もも ③ひざ下 

の3つです。この部分がスキニー=詰めてあるものをぜひ選んでください。


フィット感は動くとちょっときついかなと思うくらいが良いでしょう。ジャケットは第一ボタン、パンツは股下・ひざ下のシルエットをチェックしてみて下さい。

これはね、服屋さんには申し訳ない私理論なのですが、服というのは基本平面で設計されています。この「平面さ」をできるだけ崩さないように着るのがアパレルの求める“良い着方”です。

でもね、服は着るためのものです。着たらもちろん立体になります。このときにぴったり体に沿うものがあなたを一番きちっと見せてくれるものです。

やっぱりね、平面で見て良いもの=立体になると良いか、というものではないので。着てみて、多少伸びて、それで自分の体にフィットするという形が理想かなと思うのです。

ただ、この方法は店によっては試着しにくいので、前もって自身のサイズをメモしておいたり、「ジャストサイズかワンサイズ小さめでスーツを着たい」ということをあらかじめ店員さんにお伝えすることをお忘れなきよう。店員さんにはできるだけ親切に、かつ言いたいことはしっかり伝えることが良い距離感かなと思います。

ちなみになんでスーツ着ない私が「サイズ感」なるものを知っているのかというと、私自身ゴリゴリの骨格診断ストレートタイプなので、スーツ着ると圧がヤバいからです。 (かといってゆるいシルエットのカジュアルワイドパンツは似合わないので、だから4プラス1タイプを思いついたんですが)

3. 素材:必ずハリのあるものを選ぶ


TVで見たり、広告に載っているものを「いいなぁ~」と思って、同じものを買ってみますよね。

大体、同じにならない。

もうこれで何度失敗したことか…。その度に「モデルさんと違うんだから当たり前でしょ」と何度言われたことか…。

でも、それだけではありません。自分と同じ体系の人を選んでもそうなりますよね?また、ちゃんと試着したはずなのに「ちょっと…アレ?…なんか違う…?」ってなることもあります。

なんでそんなことが起きるのでしょう?

まず、撮影されたものというのはかなりの照明を当てたものです。なので綿が多い柔らかい生地でもかなり光沢感があるように見えます。TVでお笑い芸人さんが着ているようなスーツは、実はかなり生地がくたびれて柔らかくなっている=動きやすくなっているのにカチッとして見えるのはそういう理由なのでは。

つまり、“見映え”というのは照明に左右される所がかなり大きい。

そして、一般庶民の我々が日常ではありえない照明量にさらされるのが、「アパレル店」です。ブティック系はそうでもないけど、大手ファストファッション店はもう明るい明るい。

基本的に先ほどの綿やジャージーなどの肌触りが良い素材は光沢感があまりありません。うーん、綿のパンツとサテンのパンツ、カッコいいのはどっち?って感じかな。(←??)なのでお店ではよく見えるけど、お家では…うーん、職場では…うーんとなっちゃうんですね。だから経験上、お店で見る服は3割増し、くらいに思っておいた方が無難です。

逆に言えば、お店で着てみて「少し派手かな…」と思う服の方がちょうど良い場合が多いです。自然光や室内照明だと光の当たり方がかなり柔らかくなるので、お店だとちょっとテカテカしてるかな…?と思える生地もふんわりと自然に見えます。

また、前回の記事で触れたように、光沢感というのはレフ板の代わりを果たしてくれるだけでなく、「イキイキして見える」「元気そう」などの「アクティブなイメージ」を呼び込んでくれます。

自分のイメージを引きたい方は柔らかい素材をオススメしますが、お若い方はぜひ「ツヤっ」とした素材を。「テカっ」だとコントラストが出来過ぎてしまうので、なだらかな自然な立体感が出るようなツヤ感のある素材がオススメです。

チェックの仕方は、店内の照明が少し暗くなっている場所で生地の光沢感を見るか、元々暗い場所に置いてあるものが良いような気がしますね。意外にこの場所は穴場で、ここを一番に見ると店員さんは嫌な顔するんだなぁ笑。ある程度店内を回ってみて自然にたどり着いて下さい笑。


まとめと余談 


はい。長くなったなぁ~、今回も~。

こんな感じでスーツを選ぶ時のチェックポイントをご紹介してみました。やっぱりね、ただ漫然と選ぶとなかなか決まらなし、疲れちゃって適当に決めちゃうと思うので。なんらかの指標があった方が、選ぶ時ラクかなと思います。

総括すると、

1.色…ダークトーン選ぶ。
2.形…スキニーなシルエットを選ぶ。
3.素材…自然な光沢感があるものを選ぶ。

の3つが大事かな。

まぁ、自分でピンときたものが一番かな、とも思うので、よろしければこういう所にも注目して頂いたら。あと、靴が黒の方は黒×ストライプが一番細長く見えるよ。


でね、こっからめっちゃ余談。

あのさ、ダークトーンのブラウンorグリーンのスーツとかネクタイってほぼ見かけなくないですか?あれ、なんでだろうね。革靴って黒か茶色じゃないですか。ニュアンスカラーでブラウンが入ってた方が合わせやすいと思うんだけどなぁ~。

あと、ダークブラウンのネクタイってすっごく上品に仕上がるので私は大好きなんですけど、まー見かけないわ。お店で売ってないんですか?ね??
光沢感のあるダークブラウンって、影になると黒だし光が当たるとベージュになるので、スーツとお顔にめっちゃ馴染んで、顔とスーツを繋げる良いアイテムだと思うんだけどなぁ~。

それに、ダークグリーンですよ。私的にはネイビーよりカーキの方がコーデがしやすいと思うんですけども、となるとスーツにもグリーンのニュアンスカラーを入れた方が良いのでは…??でもこの色のスーツ、なかなか出てこないですよね…。なぜ…。

ダークグリーンはねー、お若い方でもすごく品良く見えるんですよねー。 お笑い芸人のミキさん効果でこの2色流行ってくれないかなー。

あ、でもお二人がお召しになっているものより、もっともっとダークな色味でやや光沢感のある生地のものがベストだと思ってますよ。(最近お召しのチェック柄っぽいやつよりもさらにさらに深い色!)


以上、余談でした~。おわり~。

❤は…noteのアカ無くても押せるらしい…えへへ