データベースの「キー」について

こんにちは、ビビです。今日は皆さんに「主キー」と「外部キー」について、わかりやすくご紹介したいと思います。これらの用語はデータベースを学ぶ際に必ず出てくる重要な概念ですので、一緒に学んでいきましょう。

データベースの「キー」って何?

データベースには、数多くの情報が詰まっています。それらの情報を効率的に扱うために、「キー」というものが存在します。キーとは、データを特定するための「目印」や「手がかり」のようなもので、データの整理や検索を助けます。主キーと外部キーは、このキーの一種です。

主キー(Primary Key)とは?

主キーとは、各レコード(行)を一意に特定するためのキーのことを指します。データベースに格納されている各レコードが一つずつ固有の「証明書」のようなものを持っていて、それによって他のレコードと区別できるとイメージしてみてください。

主キーの条件

主キーには次の2つの条件があります。

  1. データが一意であること(重複するデータがないこと)

  2. NULLではないこと(値が設定されていないデータがないこと)

主キーが一意である必要があるのは、各レコードを一意に特定できるようにするためです。もし重複するデータが存在すると、それらを一意に特定することができなくなります。

主キーの例

例えば、学生データベースがあるとします。それぞれの学生には一意の学生番号が割り当てられていて、氏名や所属部活などの他の情報と共にデータベースに格納されています。この場合、各学生を一意に特定するための「証明書」は学生番号になります。

複合キー(Composite Key)

なお、1つの項目だけではデータを特定できないけど、2つ以上の項目を組みあわせれば1つに特定できる場合があります。このように、複数の項目を組みあわせて主キーとしたものを複合キーと呼びます。

外部キー(Foreign Key)とは?

外部キーとは、他のテーブルの主キーを参照する列のことを指します。これにより、複数のテーブル間で関連性を持たせることができます。

外部キーの条件

外部キーとなる項目は、参照先のテーブルの主キーに存在する値しか設定できません。この制限のことを参照制約と呼びます。

外部キーの例

例えば、社員テーブルと部署テーブルがあるとします。社員テーブルには社員番号(主キー)、氏名、部署ID(外部キー)が、部署テーブルには部署ID(主キー)、部署名があります。この場合、社員テーブルの部署IDは部署テーブルの部署IDを参照しており、外部キーとなります。これにより、社員がどの部署に所属しているのかを把握することができます。

以上、主キーと外部キーについての基本的な知識を解説しました。これらの概念は、データベースの設計や運用において非常に重要です。ぜひ、今回学んだ知識を活かして、効率的なデータベースを設計・運用してみてくださいね。

次回はさらにディープなテーマに挑戦してみたいと思います。皆さんのデータベース学習の一助となれば幸いです。それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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