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青春と書いてジュネスと読む

学芸大青春という、一言では説明しきれない大変エモーショナルな五人組のダンス&ボーカルグループがいるんです。

まだ彼らのコンセプトを把握していなかった私は、冨士原良先生によるキャラデザと「学芸大青春」という名前から「学芸大学に通う男の子たちがコンセプトになってる新しいソシャゲかなんかの楽曲なんだろうな」みたいな感じだったと思う。

楽曲のいくつかに人名も出てきたりしたので、すっかり新しいソシャゲのキャラソン気分で聞いていたけれど、どうやらキャラソンでもなければ学芸大とは全く関係がないらしい。

まずは公式ツイッターを調べ、その後でYouTubeに辿り着き「今流行りのVtuber?」と思ったが全然ちがった。彼らは、顔出しをしていない生身の人間だった。

二次元と三次元を行き来していると言われても、はて?
消えない疑問は、私の関心を掴んで離さなかったな。

二次元の姿と同じ衣装を着ている三次元の姿のライブ映像が公式YouTubeにあったので、それを観ながら、どれが(二次元)、どの方(三次元)なのか擦り合わせているうちにやけに目で追いかけてたり、私の心臓を揺さぶる声の持ち主がいることに気付いてしまった。

なんていうか、自分でも触れられない所にある感情に、直接感情を注がれたようなエモさがあった。

学芸大青春を好きになったときに限らず、何かを好きになる瞬間って、いつもどこかぬるっと入り込む感覚なんだよなあ。

「この人の声、なんか好きだ……」という気付きから、少し手探りに似た感情のまま学芸大青春の楽曲を聴き続けて、今では5人の歌声が私の心臓を優しく揺らしてくれる。

『youthful days』は初めて聴いた曲なんだけど、メロディーとか歌詞に切なさと爽快感とが混ざってて、懐かしさと愛しさでどうにかなりそうだった。

今はもう遠いかつての青春だけど、あの頃と流れる時間の早さは変わってないんだよな。
それに気付いたところで毎日の目まぐるしさは変わらないし、体感速度は速くなる一方だけど。

それでも「このままずっとこうしていたい」と思える瞬間をなるべくたくさん見つけていこうと思った。

学芸大青春、ぜひ聴いてください。

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