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企業のSDGs事例 Vol.2


今回のテーマは「企業のSDGs」
6月はLGBTQへの理解を深める「プライド月間」だったこともあり、
多くの企業がダイバーシティにまつわるイベントやキャンペーンを
打ち出していました。
LGBTQを始めとした「SDGs」の話題は、偏った意見や激しい議論を
見かけることも多く、最近では「SDGs疲れ」という言葉も
耳にするようになりました。

私たちは、SDGsという言葉がこれだけ浸透した今、
受け手の人に気持ちよく伝えるためには、アウトプットにこだわり、
素敵に見せることで 、違和感なくフラットに取組みや意義に目を向けて
もらうことができるのではないかと考えています。

そこで今回は、
クリエイティブが魅力的で、上手にSDGsアクションを発信している
と感じた企業のSDGs事例
をご紹介いたします!

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●キミのなりたいものっ展?with Barbie(伊藤忠商事)

伊藤忠商事が運営する「ITOCHU SDGs STUDIO」で開催中の、
職業の多様性やバイアスへの気づきを通し、自分の可能性と本当になりたいものについて考えるきっかけを提供する展示です。

バービーが掲げる”You can be anything.=あなたは何にだってなれる”を
体現した施策にもなっており、子どもだけでなく大人も、
改めてバイアスに囚われていないかと自分を見つめ直したり、
童心に帰り本当にやりたいことを考える機会になる良い展示ですね。

キミのなりたいものっ展?with Barbie@ITOCHU SDGs STUDIO|ITOCHU SDGs 

●Let’s Talk Gender/Tinder(Tinder Japan)

こちらは、マッチングアプリTinderが今年4月に公開した、多様な
「ジェンダー」について学び、理解を深めることができるサイトです。

ジェンダーに関するキーワードの紹介や、身近なシチュエーションを
題材にしたQ&Aがまとまっており、ジェンダーに関して戸惑いや疑問が
生じた時に、解決のヒントになるような情報が掲載されています。

サイトのデザインも素敵なので、よろしければ一度ご覧ください!
 
Tinderが多様なジェンダーについて学ぶためのオリジナルサイト「Let’s Talk Gender」をオープン サイト制作者のコメントも | SDGs fan

●#わたしの生理のかたち(ツムラ)

漢方でおなじみのツムラによる、人それぞれ違う生理痛やPMSによる
目に見えない不調を可視化したPR施策です。
こちらは第75回広告電通賞(2022年)のSDGs特別賞にも選出されました。
 
人によって理解度や考え方が違ったり、人に言いにくい生理・PMSの話題。
女性たちにヒアリングをした上で、ただ現状を投げかけるのではなく、
感覚的に理解しやすい・興味を持ちやすいビジュアル表現で
生理・PMSの辛さを伝えようとしているところが素敵です。
 
違いを知ることからはじめよう。#わたしの生理のかたち|ツムラ (tsumura.co.jp)

●R-1ラベルレス宣言PR/R-1(明治)

明治の「R-1」がプラスチック使用量削減のため、ドリンクヨーグルト初のラベルレス採用を発表した際のコミュニケーションです。
象徴的な赤いパッケージからラベルレスの白い見た目への変化を
「一肌、脱ぎました。」というキャッチ―なコピーで表現し、
ブランドの愛嬌を感じさせながら、環境問題に取り組んでいくという
決意表明にも成功している好事例です。

明治R-1ヨーグルトがラベルレスに、新聞広告で「一肌、脱ぎました。」 (be-copywriter.com)
 

●スカフィンのうた/ポカリスエット(大塚製薬株式会社)


瓶の回収システムを伝えるために、誰かが瓶を返却してくれた証]
「スカフィン」を刻みながら、地球をめぐるボトルの物語を
動画作品化した事例。
※「スカフィン」とは、瓶が繰り返し使用されることで、刻印されていく
 線のこと
 
音楽に乗せて、キャラクター化した瓶がリサイクルされていく工程を描いており、親子で楽しく学べるコンテンツになっています。

ポカリスエットのサステナビリティ|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬 (pocarisweat.jp)

●今治のホコリ(西染工)

今治タオルの染色時に、一日240リットルも生まれるにも関わらず、
ただ廃棄するしかなかった綿ぼこり。
染色メーカーが、その綿ぼこりを活用した着火剤を開発・商品化した
事例です。

タオルの色に応じて生まれるカラフルな綿ぼこりを層のようにして
見せるパッケージは若手従業員のアイディアを採用しており、
おしゃれで、かつ簡単に火を起こすことができるアイテムとして
キャンパーの間で話題に。2022年2月の発売以来、月間売り上げは当初の
20倍以上に伸びているようです。
 
タオル工場のほこりが!産地今治の知恵で生まれた着火剤 | NHK | ビジネス特集 | 環境
 今治のホコリ【着火剤】 - Nishisenkoh Shop
 

●シロクマのしりとり/東京ガス

シロクマ達のまったりとしたしりとりを通して、環境問題の現状や東京ガスの脱炭素社会実現への取組みを伝えているCM。
環境問題の話題は、まじめで堅苦しい印象を受けがちですが、
こちらは日常の中でぽつぽつと呟くような温度感で話が展開していくため、
肩肘を張らずに素直に内容を受け止められる構成になっています。

シロクマの「しりとり」を通じて地球温暖化への危機感を分かりやすく伝える、東京ガスの新CM | PR EDGE

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いかがでしたでしょうか?
本日お届けした内容や、その他ご質問等ございましたらお気軽に
ご連絡くださいませ。

最後までご覧いただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
※これらの事例は参照のURLを参考に掲載させていただいております

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