ユニバーサル特許法律事務所(事務所概要・基本理念など)

特許法律事務所と聞くと、あまり身近ではなく近寄りがたいイメージがある方もいるかもしれません。今回は、50年以上にわたって日本はもとより世界で、特許をはじめさまざまな権利保護に対応しているユニバーサル特許法律事務所について調べてみました。

ユニバーサル特許法律事務所 概要

ユニバーサル特許法律事務所がどのような事務所なのか、概要を見ていきます。

設立:1967年
本店所在地:東京都港区南青山3-4-12 知恵の館ビル
支店:ドイツ(ミュンヘン)
取扱分野:日本及び外国における知的財産に関する権利取得・権利保護・権利活用(特許/発明/実用新案/意匠/工業デザイン/商標/著作物/植物の新品種/営業秘密)
関連会社:株式会社ユニバーサル パテント ビュロー
     株式会社ユニバーサル農場(オリーブ/みかん/レモン/バラ等)
     ユニパット パテントリサーチ サービス ゲーエムベーハー

所長を務める浜田 治雄氏がひとりで設立したユニバーサル特許法律事務所は、知的財産に関する権利取り扱い業務をメインに、法人業務や国際業務、個人法務と業務内容を広げています。

時代が激しく移り変わっていく様を目の当たりにしてきたノウハウがあるからこそ、従来にはない課題の複雑化とその対応に求められる最新知識、柔軟性などのプロフェッショナルさの重要性を理解し、実践している結果でしょう。

世界を見据えた基本理念

ユニバーサル特許法律事務所の世界視野と専門家としての姿勢は、基本理念にも表れています。

掲げている基本理念は下記の4つです。
・日本を含む全世界のお客様に最適で高度な専門サービスを最速で提供します。
・お客様と共に未来を開拓します。
・知識と知恵を併せ備えた人材を育成します。
・社会へ貢献します。

インターネットの普及に始まり、AI、メタバースといった最新技術、感染症拡大など社会を取り巻く環境が著しく変化する現在では、今、直面している課題だけでなく、表面化していない課題も数多く抱えています。

いわば未来の課題に最適なタイミングで対応するには、長年の知識と経験に裏打ちされた判断と最先端の知識を学び続けることが必須です。ユニバーサル特許法律事務所の4つの理念は、まさにそうした姿勢を示しています。

アジアのみならず、北米や欧州144カ国と取引

ユニバーサル特許法律事務所は、日本やアジアだけでなく144カ国という世界規模で取引を行っており、幅広く対応していくためにも公式サイトは全文日本語とあわせて英語表記もされています。

高い専門性と細かな配慮は、アジア、アメリカ、ヨーロッパと環境も異なる国で起こる多くの課題に対応するためにも不可欠な要素だと言えます。

事業内容について

特許法律事務所の業務内容は、発明した物事に対して申請や登録などの事務業務サポートがメインであることは有名でしょう。

ユニバーサル特許法律事務所では、発明に関するさまざまなサポート業務はもちろん、知的財産権利の申請維持業務、紛争予防の問題検討、万が一紛争になった場合の交渉、訴訟・仲裁・調停手続き代理など、あらゆる局面でのサポート対応を行っています。

不正競争防止や種苗登録、育成者権まで網羅

知的財産=特許や商標登録と思われるかもしれませんが、その範囲は年々拡大しています。違法コピーや産地偽装などを防止する「不正競争防止」、環境変化に伴い新たな課題に取り組む農業を支える「種苗登録」「育成者権」なども、知的財産として権利を保護されています。

農林水産省によると、日本における種苗登録は2007年の1432件をピークとして減少傾向にあり、2019年度での有効登録品種数は7750品種とのこと。しかし、自給率の改善や日本の農作物のブランド化をはかるためには、今後、農業の知的財産でもある種苗登録、育成者権はさらに注目されるジャンルです。

ユニバーサル特許法律事務所はこうした権利保護に対応していることも大きなポイントでしょう。特に種苗登録に関しては、登録を受けるために必要な農場を独自に保有しているため、権利取得に向けて柔軟な対応が行えます。国内だけでなく、海外へ権利譲渡やライセンシングといったサービスもあり、新種開発のバックアップにつながることは想像に難くありません。

まとめ

ユニバーサル特許法律事務は、知的財産権の代表ともいえる特許、商標、意匠などの権利取得や保護などに関わるあらゆる業務に対応しているだけでなく、デジタル社会ゆえに増加する不正競争防止、未来の農業を守る種苗登録などにも積極的に取り組んでいます。

豊富な経験値と最新知識を更新し続ける姿勢、国を超えて課題に対応するフレキシブルさを持つユニバーサル特許法律事務所は、今後さらに業務拡大していくでしょう。

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