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【本編】初めての自然妊娠で子宮外妊娠。妊娠発覚した翌日、緊急手術で卵管を切除しました。【その弐】

前回の続きになります。
・【プロローグ】
・【その壱】

妊娠検査薬で陽性反応が出た翌日、子宮外妊娠と判明。
緊急手術で受精卵ごと右卵管を切除することになりました。
その手術から入院の記録です。

5/10 6:00
目が覚める。
夜中、明け方と何度か起きては眠るを繰り返していたが、とりあえず起きることにする。

ややして、採血をする。
血の巡りが悪いのか、3度目で成功。
飲み物を飲んでいいとお許しが出る。
痛み止めも、とんぷくになる。
歯も磨き、少しスッキリとする。

わたしは、あまり痛くて仕方がない、ということもなかったので、点滴がよく効いたのだろうか。

5/10 8:50ごろ
腹腔鏡手術を担当してくださった先生が来てくれる。
今わたしがいるのが大部屋なこともあり、細かい手術の話は改めて話すことになる。
お腹の様子を見て、お腹に管が通ってますが、傷が増えているわけではないので安心してくださいねと説明を受ける。

しばらくして、看護師さんより、ベッドの背もたれをあげて、大丈夫なようなら少しずつ体を慣らしましょう。とアドバイスをもらう。
痛み止めのお陰か、あまり痛くもないし言われた通り背もたれをあげる。
なんだかこっちの方が姿勢がらくちんだ。

ややしてから、ベッドから足を下ろして座ってみる。
それを見て、カテーテルを外すことになる。
足に巻いていたマッサージ機も外す。

病室の入り口まで歩いてみる。猫背になりながらだけど、ふらふらしたけど、きちんと歩けたのだ!うれしい。
つぎから、トイレは自分で行くことになる。

5/10 10:00ごろ
婦人科の先生の回診。
はじめて、お腹に通ってる管を見る。ひええええ、ほんとになんか出てるうううう
あんまり直視は出来ない。気持ち悪くなっちゃう。

そこから、血の混じった液が滲み出るのかガーゼも薄ピンクに染まっている。
見ない見ない。

それから、夜あまり眠れなかったこともあり少しねむる。

5/10 11:40ごろ
ご飯ですよー!と起こされる。
えっ、もう食べていいの?!と半信半疑。
確認すると間違いない様子。

ベッドの上には台を置いて食べるか、ベッドの横の机で食べるか聞かれる。
動いた方が良いみたいなので、机で食べることにする。

いつものわたしならペロリ、お代わり!な量だが、完食はできなかった。
箸を持っても気持ち力が入らない。
やはり、なんだかんだ体力は弱っているのだ。

負担の少ない手術だったといえ、からだは着実に弱ってるんだなあ。と実感する。

食べ終わってから、ベッドに戻る。
食べたり動いたりして、疲れてしまった。
普段から持ち歩いているレターセットに、彼への手紙をしたためる。


5/10 14:00
お着替えしましょ〜!と看護師さん。
そのタイミングで点滴も外す。
温かいタオルで身体をふきふきして、背中を拭いてもらって少しさっぱりする。
使い捨てのタオルでお股の方を拭いたところ、黒く乾燥した血が拭き取れる。
血は出てるものなんだなあと、しみじみとする。
浴衣も交換する。着替える前の浴衣には、所々血が付いていた。

もうかなり動けそう認定を貰い、部屋の中なら歩いて良いですよとお許しをもらう。
トイレも自由に行ってくださいね、とのこと。
正直、お腹に穴が空いてるなか、動くのはけっこう怖い。。

5/10 16:00
パートナーがお見舞いに来てくれる。
お水買って来て、といったらしこたま買って来てくれた。
そのほかにも、お茶、お菓子、汗拭きシート、ウェットティッシュ。
お茶お菓子は、お見舞いに来てくれた人にって。

5/10 16:30
父登場
そのまま3人でお話をする。
わたしと父が話して、わたしと彼が話して、まだまだ父と彼との会話はない。そりゃそうだ。
あまり知らない相手で、いきなり娘が妊娠して手術となって、父の中でも複雑な思いがきっとあるのだろう。

5/10 18:00
お夕飯が運ばれてくる。
2人に見守られながら食べるごはん。なんとも言い難い気持ちになる。
またもや完食は出来なかった。
2人に、おにぎりでも買っておくか?と心配される。普段大食らいだからって、、、。

5/10 19:00
父が帰る。
パートナーも帰り支度だが、トイレに連れて行ってもらう。
痛み止めが切れたようで、ズキズキとした痛みが下腹部を襲う。
トイレでは、経血のようなものがドバッと出る。
トイレの前は新生児室だ。
ガラス越しに、2人で赤ちゃんを見つめる。今、彼は何を感じているのかなあ。なんてセンチな気持ちにひたってみる。

5/10 19:30
彼が帰る。
その前に、ナプキンを買って来てもらう。
未だにオムツなので、下着も買って来てもらったほうが良いのか悩む。後で聞いてみよう。
ナプキンはトイレに行って、付けていたことを知った。
今朝までカテーテルだったため、気づくタイミングがなかったのだ。
ちなみに、おいなりさんも買って来てくれる。大食らいだからって。。!!

5/10 21:10消灯
最後にもう一度トイレに行く。
今度は血は出てこない。が、膀胱のあたりがズンズン痛い。
これは、、カテーテル入れてたから?
看護師さんが来たら聞いてみよう。
歩く速度も、かなりゆっくり足を引きずるようにしか進めない。
トイレまで行って戻ってくるだけで結構疲れてしまう。
つくづく、普段の健康な身体が恋しい。
部屋に戻っても膀胱が痛く、なんだか別の不安にかられる夜。

明日の診断結果によるけど、12日退院予定。
退院してもしばらくはお腹に穴が空いているので、自宅療養だ。

明日のシャワーに怯えつつ、おやすみなさい。

続き書きました。
【その参】

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