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「開発の裏側」の発信において大事なこと

私が今関わっている、「地方の木工所が手掛ける仏壇の販路開拓」プロジェクト。
この中で、仏壇づくりの「開発の裏側」の発信により、興味を持ってくださったユーザーを次のステップ(購買やシェア)へと繋げようとしています。

しかし、果たして、
背景にある情報によって、本当に人は、次のステップへと進むのだろうか?
自分が商品を購入するとき、開発の裏側が決め手になることってあるだろうか?
そんな疑問に対する議論の中から、次の仮説が生まれました。

製品の良さ(スペック、提供価値)へと繋げる形で、開発の裏側を発信してはじめて、意味がある情報となる。
開発の裏側は、製品の良さに深みを足す情報という位置づけになる。

自分の経験を思い返してみた時に、確かにその経験がありました。

私は銅製の茶筒を、経年による色味の変化を楽しむことができるという理由から、同僚からの結婚記念のプレゼントを問われたときにリクエスト。
この茶筒のパンフには、職人さんが手作業で行う制作風景の写真が掲載されていた。
私にとって「職人さん」は惹かれる分野である。
しかし、職人さんの手作業だから購入したのではなく、手作業で丁寧に作られ長く使うことができる商品だから購入した。

つまり、私は、職人さんの制作風景自体に価値を感じたのではなく、職人さんが手作業で行う制作風景を知ったことで、経年による変化を楽しめることにより魅力を感じた、ということだったののかなと思っています。

今回言語化できたこの仮説、
早速、自分が行っている仕事の中で試して、反応を見ていけたらと思っています。

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