1-1-3-3-1 ミトコンドリアの構造

こんにちは。いろはです。今回はミトコンドリアについてまとめていきます。

細胞の活動には、ATPに含まれるエネルギーが用いられます。ミトコンドリアは、化学物質に含まれるエネルギーを変換してATPを合成しています。ミトコンドリアには核内のDNAとは別の独自のDNAを持っており、その遺伝情報によって必要なタンパク質を合成しています。また、体細胞分裂とは別に、独自に分裂し増殖することができます。

構造

幅0.5μm前後の粒状または糸状の構造として見られることが多いです。生きている細胞内では常に融合と分裂を繰り返して変形し、巨大な網目構造となっています。
ミトコンドリアは二重生体膜でできており、内膜は内側に突き出してひだをつくっています。これをクリステと呼びます。また、内膜に囲まれた部分はマトリックスと呼ばれます。外膜には膜を貫通した輸送タンパク質が、内膜には呼吸反応系に関与する輸送タンパク質やATPase(ATP合成酵素)などが存在します。

はたらき

ミトコンドリアは、細胞内の呼吸の場です。マトリックスには呼吸に関係する色々な酵素が存在し、マトリックスに入った有機物を分解することでエネルギーを取り出しています。このエネルギーを利用し、ATPaseがATPを合成します(詳細は異化・呼吸にて)。

次は葉緑体についてです。
いろは。

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