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易セッションで土台の見直しをすることになった話

 2週間にいっぺん、娘が1週間以上保育園を休むということに対応していると、健康だの病気だのの話ばかりになる。
 なので、東京へ易セッションを受けに行った話を書こうと思う。
 受けに行った結果、仕事周りのいろんなことを更新することになった。

 3月時点で仕事について不安を感じていた私は、知人によく当たる易の先生を教えてもらった。
 思えば、私が受けたことがあるのは大体西洋系の占いである。特にタロット。自分がやっているからというのもあるが、タロット自体がかなり敷居が低く、ポピュラーな占い方法なので、人口自体もかなり多い。
 易で自分のことを鑑定してもらうのは初めてだし、占いのためにわざわざ東京まで行くようなことはなかったので、ドキドキワクワクしながら久しぶりの小旅行をした。

 セッションの予約時間より2時間も早く東京へ着いたため、比較的近くの明治神宮へ。
 朝から観光客、特に外国からの旅行者で混み合っていた。こんなに明治神宮が混んでいるときに来たのは初めてである。
 時間を見ると、案外予約までの時間がない。かなり早歩きで参道を抜け、お参りをし明治天皇へお手紙を書き、足早に去る。ここからなら歩いて目的地まで着けるなあなどと来る前は思っていたが、あまりに時間がギリギリだったので短距離でも地下鉄を利用した。田舎者は迷うものである。

 なんとかセッション会場へ到着した。案内されて、易セッションが始まった。
 今私は仕事でこんなことを悩んでいて!という話をしだすと、先生はちょっと話を聞いてお茶を飲みだした(ちゃんと聞きながら)。私の話、長くなると思ってるでしょう!と思いながら、この1〜2ヶ月ずっと考えてきた「質問」を提示する。
 先生は筮竹で卦を立て始めた。私は易はよくわからないけれど、1つの質問でこんなにたくさん卦を立てるものなのか?と思いながら、色々書き込まれていくメモ用紙をしげしげと眺めた。

 卦を立ておわり、先生はふうと息をつくと、圧のある声で私に結果を言った。この圧は、偉そうとか、上からとか、そういうものではなく。何かの“気”を帯びた、圧力のある声だったように思う。私は気圧されしつつ、負けないように必死で詳細に、ぼんやりでわからないことがないように質問し、会話をした。レビューに「竜が降りてくるのが見えた」という話があったなあとか、易の神様だったら乾為天の竜かなあとか、そんなことを思った。
 私の、理想が高そうで難題そうな質問の回答に、ひとつも「無理」はなかった。だが、「最初は大変そう」はあった。そうなれるんだ、できるんだという希望がしっかりと植えられた。今から地道に、まずは土台づくりである。

 時間内ならいくつでも聞けるとのことだったので、家族についても尋ねた。大体予想通りのことと、完全に予想外のことを言われた。しかし、予想外のことも心当たりはあり、気をつけなければなあと自分を振り返った。

 あっという間にセッションが終わり、ぼーっとしながらスターバックスでコーヒーを飲んだ。東京のスタバは常に混んでいて、席を確保せずにドリンクを注文するとあとで困ってしまいそうである。
 なかなかに強い言葉、力ある声でのセッションだった。寄り添ってほしい人向けではないが、指針がほしい人にはとても良い、そんな印象だった。が、その印象は質問によって変わるのかも?とも思う。

 そんなスペシャルな易セッションを受けて帰宅し、やるべきことについて考えていたところ、ふととある資格に目が止まった。

 あのアドバイス、そういうことか!!思ってたのと違うけど納得!!

 最近ハマって練習している断易で資格習得について占ってみると、結構いい感じの結果が出た。まあまあ吉、みたいな。
 易の先生は未熟を指摘したのではなく、単純に足りないものを指摘しただけだったというのは、かなり意外かつ納得のアドバイスだった。
 余談だが、私は常に未熟を指摘され続けてきたせいか、何かを指摘されるとまた自分の未熟なところが…と考えがちなのである。あまりそういうのも、よくない。

 易セッションを受けた結果、仕事の土台を見直すことになった。最近かなり土台がぬかるんでいるので、見直しの方向性がわかったのはありがたい話である。

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