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随想(エッセイ)

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その時、浮かんだことを書いたもの
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#ニューヨーク

ニューヨークで見ていること (1) 2023.11.

以前の記事でも、書いたけれど、今住んでる地域では、若者男性の死亡が、ほんとうに頻繁だ。理由は何であれ、死亡した場合、弔いのShrineが、できる場合が多いので、どれくらいの割合で死亡しているかわかる。大体、毎週、歩いて数分のところに、1つは、キャンドルが灯されて、写真とメッセージが飾られた、新しいShrineが、歩道にできる。 数ヶ月前、8月だったか、日曜の夜8時ごろ、うちから2分のところで、若い男性が、撃たれて亡くなった。銃声などを聞いたわけではなく、後からShrineを

ニューヨークで見ていること (2) 2023.12初旬

私の住む地域では、若者の死亡が多いという記事を書いた。今日も、今日と て、家から駅に向かう間にあるビルの前、お葬式で使う大きな花の輪があるのが、少し先から見えた。 近寄ると、20代らしい、薄い髭の男性の写真数枚が貼ってあり、たくさんのキャンドル。『ママより』と、花の輪のリボンに印刷されていた。子供の写真がいくつかあるのは、この男性の子供か、彼が小さかった頃のものか、どちらかだろう。 数歩進んだ、同じビルの入り口の反対側に、なんと、もう一つ、Shrine(弔い場所)があった

アメリカ英語ー”Bro”の意味するところ

どうでも良いと思いつつ、気になってる、”Bro”という言葉について。 この頃、ニューヨークで、あっちこっちで聞く頻出単語だ。 アメリカという国、住んでみると、文化的に、大きなグループから、小さなグループまで、割とくっきりと、分かれている。まず、自分の属さないグループの在り方は、尊重するのが理想とされている。そして、他者の文化様式に、許可なく踏み込むことは、あまり良く思われなかったり、失礼だと取られる場合がある。 それぞれの文化は、生活スタイル、ファッション、髪型、言葉使

だいだい色の空の日

今日は、空が、夕景でもないのに、数時間、橙色になって、家の中もヘンテコリンな色に包まれた。 カナダの山火事の雲が、ニューヨークまで、やってきて、空気を汚染したという。数字をみると、やばいレベルまで上がっていた。ここで、何かが、燃えてるわけでもないのに、煤けた匂いが。私は、直接は見なかったが、SNSで、膨張したオレンジの太陽のビデオを見た。 数時間で、空の色は、だいぶおさまったけど、相変わらず、空気の状況をみると、汚染レベルのまま。 一日家の中にいて、窓も閉めていた。なん