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随想(エッセイ)

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その時、浮かんだことを書いたもの
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#英語

笑われない英語

ずいぶん前になるけれど、英語の発音を、ネイティブみたいにしたくて、発音矯正講座を受けたことがある。その時、先生が、「日本人の発音が、ネイティブには、可笑しくて仕方ないらしい。」と言っていた。また、『笑われない英語』『笑われる英語』みたいな本のタイトルも、けっこう見かける。 でも、よく考えてみれば、英語母国語の人たちが、日本人の発音を笑っているのが、本当だったとしても、こういうタイトルや、発言は、効果的なマーケティング、宣伝文句だと思う。 外国人が、一生懸命、自分の国の言葉

外国語についてー最近、すこし考えが変わったこと

私の英語との付き合いは、長い。生まれて割とすぐに、日本からテキサスに引っ越して、数年住んでいた。赤ちゃんの頃のことは、記憶にないけれど、家族は日本人でも、外にいれば、ずっと英語が聞こえていたはずだ。覚えてはいないけれど、近所の子と遊んだりしていたというので、多少は、話していたようだ。 帰国後、ずっと大人になるまで日本で過ごしたけれど、常に、本や、習い事、中学校からは授業を通して、英語に触れていた。私は、言語が好きで、英語や、古語、漢文といった、普段使わない文字列を見ると、嬉

アメリカ英語ー”Bro”の意味するところ

どうでも良いと思いつつ、気になってる、”Bro”という言葉について。 この頃、ニューヨークで、あっちこっちで聞く頻出単語だ。 アメリカという国、住んでみると、文化的に、大きなグループから、小さなグループまで、割とくっきりと、分かれている。まず、自分の属さないグループの在り方は、尊重するのが理想とされている。そして、他者の文化様式に、許可なく踏み込むことは、あまり良く思われなかったり、失礼だと取られる場合がある。 それぞれの文化は、生活スタイル、ファッション、髪型、言葉使