見出し画像

IROHAのイロハ〜初めの一歩〜①《音の名前と距離》

IROHAでございます。
さて、この度はIROHAのイロハとして、何を最初に紹介するかめちゃくちゃ迷ったのですが、まずは音の名前と距離からご紹介します!

音名/Pitch name

から。

ドレミファソラシドは、物心がついた頃から(幼稚園や保育園くらい?)から皆様慣れ親しんでいると思いますが、国や用途で名前が変わるの、ご存知でしたか?

音名/Pitch Name

皆さんも、日頃「ドレミ」でなれていると思いますが…楽器を弾いたり歌ったり、叩いたり、※現代音楽理論を使って作曲するなら、アルファベットでの読み方は絶対に覚えた方がいいです!

さて、次ですが、

音の距離(度数)/Interval(Degree)

について。
こちらは、「音同士の距離(Interval)」のことです。
フレットや鍵盤で想像してもらえると大変わかりやすいのですが、

※※※注意点※※※

度数を数える時は、その音を含めた音から数える必要があります!
例えば、C(ド)を主音として見たときに、それぞれの度数(Degree)は以下の通りです:

※全てC(ド)から見た度数です

【1】完全1度/Perfect Unison     …C
◆半音の数:0  ◆Rルート

Perfect Unison
※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

【2】短2度/minor 2nd     …Dbレb
◆半音の数:1  ◆
テンション:b9フラットナインス

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

【3】長2度/Major 2nd     …D
◆半音の数:2  ◆sus2
テンション:9フラットナインス

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

【4】短3度/minor 3rd     …D# or Ebレ#またはミb
◆半音の数:3  ◆m3
テンション:#9シャープナインス

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

【5】長3度/Major 3rd     …E

◆半音の数:4  ◆M3

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

※補足:【4】と【5】はコードにおける、短3度長3度の音のため、この音がメジャーマイナーかを決める大切な要素となります。

【6】完全4度/Perfect 4th     …Fファ

◆半音の数:5  ◆sus4サスフォー
◆テンション:11

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

※【7】増4度/Augmented 4th     …F#ファ#

◆半音の数:6  ◆-5dim
◆テンション:#11

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

※【8】減5度/diminished 5th     …Gbソb

◆半音の数:6  ◆-5dim
◆テンション:#11

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます 

※【7】【8】 は同一の音ですが、

増4度4度(図の場合はFファ)が半音1個分増えた
減5度
5度(図の場合はG)が半音1個分減った

と解釈されます。同時に鳴らすとわかるのですが

めちゃくちゃ不協な音になります。

この距離関係はトライトーンtritoneと言います。これについては、深堀した方がいいので、まずは「こんな関係なんだー」とだけ思っていてください。
じっくり解説版を執筆します!

【9】完全5度/Perfect 5th     …G

半音の数:7  ◆P5

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

※補足:【4】・【5】と合わせてコードを構成する上で大切な音です。主音と合わせてギターで弾くことで、「パワーコード」を形成する、ロックにおける主音の大切な相棒…とでもいうべき音です!

【10】短6度/minor 6th     …Abラb
半音の数:8  ◆aug
テンション:b13

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

【11】長6度/Major 6th     …A
◆半音の数:9  ◆6
テンション:13

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

【12】短7度/minor 7th     …Bbシb
半音の数:10  ◆m7

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

【13】長7度/Major 7th     …B
半音の数:11  ◆M7

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

※補足:【4】・【5】・【9】と合わせて、4和音を構成する上でオイシイ音です。

【14】完全8度/Perfect Octave     …C※オクターヴ上
半音の数:12  

※画像をクリックすると、サンプル音が聴けるリンクに飛びます

※補足:ギターの奏法の一つで、主音と合わせて弾くと「オクターヴ奏法」ができます!

と、少し長くなってしまいましたが、音同士にはこのような距離感があります。
こうしてみると、音楽って数学的ですよね。理系脳が求められるなーと、自分の知識を総動員してまとめていて、感じました。

ちなみに、私は長3度か、完全5度くらいの人間関係が一番心地よいです(謎)!

それでは、次回は譜面と記号について、触れていきたいと思います!
皆さんの音楽のお役に立てれば、嬉しいです!

Queens Music/IROHA MUSIC LESSON
講師 buTTerfly_eFFect

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?