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#1息子との日々”妊娠初期”~いろはママダイアリー~

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私には自閉症と軽度知的障害の診断をうけている息子がいる。
息子は現在4歳6ヶ月。

今まで色々あった。
その色々を書いていこうと思う。

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2015年7月、私は息子を妊娠した。
待望の第一子という事もありそれはそれは嬉しかった。
が、それも束の間、激しいつわりの日々がやってきた。

猛烈な吐き気に襲われ、家事はおろか身の回りの事もままならないほど辛く、何もできない。ほぼ寝たきり状態になってしまったのだ。


ーーーつらい。。つらすぎる。。と毎日思いつつも
とりあえず身重な身なので何か食べなくてはと思い食べれそうな食事は何か考えるのだが、食事の事を考えただけで気持ち悪くなる。

食べるの大好きな私が食事が苦痛になるほど調子を崩したのは後にも先にもこの時だけである。


そして匂いにもとてつもなく敏感になった。
居間から台所の部屋に移動する時、匂いが変わる感覚(今まではまったく感じなかった)があり、その感覚がなんとも受け付けない。

その部屋を行き来する時は毎回息を止めて気合いをいれて移動するのだ。


それは家の中にとどまらず、外出先でもよくあった。
寝たきり生活で外出なんてとてもじゃなかったのだが、妊婦検診とか、日々の最低限の買い物とかでどうしても外出しないといけない時、“どうしても通れない道”(大体飲食店のちかく。食べ物の匂い)というのがあって、その近くになると猛烈な吐き気と足がすくんでしまう感覚になる。

どうにかその道を通らない様にワザと遠回りをし、目的地へ向かう。
寝たきり生活で体力も落ちヘトヘトだ。


本当に生きてるだけで精一杯である。

そのつわりで猛烈に辛かった時、私はとてつもない生きづらさを感じた。

分かってもらいたいのに自分にしか分からない、誰にも分かってもらえないとはこんなにも辛い事なのか、、という事を身を持って経験したような気がした。

その経験は今になって思えば、感覚過敏(私の経験で言えば匂いに敏感な例)の人の生活を少し体感させてもらった様に思う。

だが、その渦中にいた当時の私はそんな事も思うハズもなく、感覚過敏なんていう言葉も、そんな感覚を持った人間がいる事なんて知る訳もなく、
ただただ、
早くつわり終わってくれー!!
早く美味しくご飯が食べれる日々よ来いー!!

くらいの事しか考えていなかったのだ。


・・・つづく

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