結婚したい、と思ってました。
いきなりですが、独身の方は「彼氏/彼女が欲しい」と思いますでしょうか?
恋人がいる方は「結婚したい」と思いますか?
既婚の方は「子どもが欲しい」と思いますか?
私は上記の全て、思っていました。
というのも私は子どものいないバツイチです。
ここから少し私の話をしていきたいと思います。
私の経歴
19歳で付き合った彼と付き合って2年で同棲、2年後の23歳の時、結婚しました。結婚式はやりたくなかったのですが、実父の説得もあり入籍から1年後、海のそばの小さなレストランで結婚式をあげました。
彼は私より5歳年上で、一部上場企業に勤める営業マンでした。
平日の帰りは遅く、幼稚園に勤務する朝型の私とは生活の時間帯がずれており、家で一人で過ごす時間も多かったです。
結婚したら、必然的に子どもを授かるものだと思っていました。
同棲中も結婚してからもいつできてもいいや、と思っていたものの授かることはなく、病院を受診し、不妊治療が始まりました。
元主人は子ども好きなところもあり不妊治療には協力的でしたが、彼は仕事をやはり第一に考えていたのでどことなく彼に対して不満がある心の状態が続きました。
そして、不妊治療のストレスもピークに達し、仕事で生きていくしかないか…という気持ちも出始め、幸いお子さんに関わる仕事だったこともあり、自分で子どもを持つことはできないにせよ、世の中の子どもたちやそのご家族を幸せにすることが、私のできることなのかもしれないと、日本トップと言われる高度生殖医療の病院に凍結していた卵胞を全て、今後の研究のために寄付をし、元主人と離婚をし、自分一人での生活をゼロから始めました。
文章にするとものすごく暗いですね笑
確かにこの時は「幸せ」とは言えない状況でしたし、間違えなく「苦悩」の状態でした。
周りに対してただ人の愚痴を言い、結果が出ないことにイラついたり、どうしようもないことに不満を言ってみたりしていました。
そして不妊治療をしている間、女性としての自信は底辺まで下がり、自分を責め、相手を責め、親を責め、どんどん自分を嫌いになっていきました。
今考えてもこの時は、最悪だったな、、、と思います。
苦悩の原因
ここまでの苦悩状態に陥ったのは、不妊のせいでも、主人のせいでも、ましては家族のせいなんかではなく、まぎれもなく私自身の思考の問題でした。
はっきり言って、間違っていたんです、私
不妊治療をすることで、子どもができたら幸せになれると思っていたんです。この微妙な主人との関係が改善されると思っていたんです。
更に言えば、結婚すれば幸せになれると思っていたんです。
こんな職場に無理していなくてもよくなくなる、と。
もっと言えば、彼氏がいれば幸せになれると思っていたんです。
着飾ったり無理をしなくても、無条件に愛を受け取れると…。
この間違えが重なって、最後には身動きが取れなくなり、全てをなくす離婚という道を選びました。
最終的には、幸せとは程遠い、最悪の苦悩の状態にまで陥ったと思います。
さて、では幸せはどこにあるのでしょうか?
子どもを授かれば本当に幸せになれたのでしょうかと聞かれれば、多分なれなかったと思います、と答えます。
このままの思考パターンでは、何を得てもきっと幸せにはなれないのです。
幸せになる思考パターン
今までの私は、「ないもの」ばかりに目が行って、先々を考えどんどん自分を苦悩の中へを引きずり込んでいました。
今こうやって過去の自分の経歴を文章にすることで、「なんだ、私はなかなか幸せだったではないか」と客観的に見ることができます。
・5歳年上の優しい彼氏がいる時点で幸せ
・しかも生活には十分すぎる収入があった
・私の意志を尊重し、そのままの私を受け入れ大切にしてくれた
・彼なりに精一杯不妊治療にも取り組んでくれていた
五感満足を幸せと定義したとしても
・食べたいものは食べたいだけ食べられていた
・家を購入し、視覚的にもインテリアを楽しんでいた
・ヨガやジムなどに通い、肉体の健康も得られていた
生活するには十分だと思います。
最初の「私の経歴」で書いた時のことと同じ時のことを話していますが、受ける印象が全く違うことにお気づきでしょうか。
今「あるもの」に目を向けるだけで、とたんに幸せに思えてくるのです。
幸せは、とある物や事柄によりもたらされるものではない
今与えられているものやあるものに気が付き、十分にあることに感謝をする
そうすると、自分の中からどんどん幸せになることができる
私は苦悩の中にいるとき、幸せへの道を間違っていることにも気が付かず進み続け、振り返ったときには、身体も心もボロボロに疲れ切っていました。
しかし、ここまでボロボロになったので、強制リセットがかかり笑1年以上かかりましたが今の思考パターンを得ることができました。
一寸の迷いもなく、「今私は最高に幸せだ」とはっきり言うことができます。
物によってもたらされる幸せ
物によって得られる幸せは、一瞬です。その一瞬の幸せを継続させたいがために、食べすぎたり、飲みすぎたり、買い物をしすぎたりしてしまうのです。
物質的に何かを得ることで、ずーーーっと幸せなんてことはありませんね。
ただ、物は私たちの生活を豊かにしてくれます。
いろいろな味や食感の食べ物があったり、便利な道具があったりと。
あくまでもずーっと続く幸せは、自分自身の思考パターンからしか訪れないってこと。
まとめ
久しぶりに頭の中に「あ~結婚したいな~」という言葉が浮かんできました。そう、以前の私の口癖です笑
「派手に離婚したんだから、さすがに学べよ!笑」と自身につっこみを入れながら、そう思う理由を掘り下げて考えてみました。「結婚=幸せ」以前の思考の癖はなかなか根強く残るものだなぁと改めて、関心。
苦悩の時期の私に会うことができるなら、ぜひ教えてあげたい、そんなお話しでした!
駆け出し企業にご支援お待ちしております!!