双子と在宅酸素と旅のしおりと【行き先決定編】

なぜ今回の旅行に行くことになったのか

ズバリ、よく利用しているホテルの新規開店があったからです。

【ご挨拶】では家族が揃ったので、的な書き方をしてしまいましたが、本当に正しく書くのなら、そうではありません。新しいホテルがオープンする、そこがスタートでした。
B温泉は有名な温泉地ですので、いつかは行ってみたい場所でしたが、遠方でなかなか機会もありません。そんな中、親しい気持ちを抱いているホテルのオープンというご縁があって、これは行ったほうがいいのではないか? と思ったのです。
昨年のクリスマス頃、新しいホテルの予約が開始になりました。その頃仁桜花はまだ入院しており、現時点では行けるか行けないかはわからないけど、とにかく予約してしまおう、みんなで行けたらラッキーだね! くらいのつもりで、予約しました。
そのため「赤ちゃん連れに優しいホテル」「赤ちゃん連れにサービスがある宿」をお探しの方には、こちらの記事はお役に立たないことでしょう。ごめんなさい。

どうやって行く?

ホテルは九州地方にあります。我が家は関東圏なので、当然、飛行機を選択します。しかし、ここでいくつかの問題が出てきます。
まず一番の問題が、仁桜花の在宅酸素についてです。もちろん、所定の手続きを取れば在宅酸素を利用していても飛行機に乗ることはできます。しかしそのためには主治医の許可が必要になります。仁桜花の場合、小児科以外に脳外科の先生にも許可をもらわないといけません。
もし、旅行はOKだったとしても飛行機がNGだった場合、全行程新幹線&在来線特急という気が遠くなる旅程になります。

その時はいっそついでに鹿児島中央駅まで行って、東海道・山陽新幹線&九州新幹線乗り通ししてもいいかなと思いました(すみません冗談です、調子に乗りました)。

結果としては無事に許可が下りたので、飛行機で行くことになりました。

経由地を決めよう

実を言えば、主治医に許可をもらう云々、の前にすでに飛行機の予約はしていたのです。
なぜかって?  決まっているじゃないですか、飛行機の早割のためです(世知辛い……)。
その際に、どのように飛んでいくかを決めるのにも少し悩みました(先のいくつかの問題のうちのひとつでもあります)。

主な目的地のB市がある県にも空港はあります。しかし、地方空港というのは本数も多くない上に、不便な土地にあることが少なくありません。残念ながら今回も、B温泉にはお世辞にも近いとは言えません。交通手段も限られています。
直近の空港が不便ならばいっそ、遠いけど本数も多いし周りも便利な空港に飛ぶのもアリなのでは? そこから特急に乗るほうがいいのでは? つまり、ついでにF市に行きたいだけです!

……我が家は昔から縁もゆかりもないF市に入れ込んでおり、なにかと理由をつけて遊びに行きたいだけなのです。
というわけで、あっさりとF市経由でB温泉に向かうことが決まりました。
もちろんF市で遊びたいという理由もありますが、万が一、飛行機でなく新幹線になった場合、流石に一気にB市に行くのがキツイので、避難先として設定しておくという意味合いもあります。
そして帰りもそのまま帰るのではなく、関西を経由することにしました。こちらもやはり、新幹線になった場合の中休みです。
もし新幹線になった場合、新大阪まではさくらにすれば座席が広い、新大阪からも始発を狙えば席が取りやすいという考えもあります。

旅程決定!

以上の結果、F市で1泊、B温泉で2泊、O市で2泊することになりました。
O市が二泊なのは、ここで泊まるホテルがお気に入りのため、一泊で発ってしまうのが惜しかったからです。
初めての家族旅行なのに、当初思っていた以上にめんどくさそうな日程にしてしまい、慣らし運転なしのフルスロットル感が否めません。それがいかにも、我が家っぽいなあと思いました。





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