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戦略的思考で就職活動に勝つ(エントリーシート篇 後編)


前編では学歴と志望動機のついて書いたね。
後編は自己PR欄についてだ。
自己PR欄がエントリーシートの最重要ポイントといってもよい。
なぜなら、こここそが面接で最も重要になる質問コーナーになるからだ。
企業が知りたいのは「この学生の長所を会社にどう役立ててくれるのだろうか?」「適正部署はどこか?」「希望勤務形態に合うのか?」「長くはたらいてくるだろうか?」などだ。
色々書きたくなっだちゃうよね。
でもあえていう。
・だらだら書くな
である。

自己PR欄で書くべきこと、書いてはいけないこと


ここぞとばかりに小さい字で長く書く人がいる。
いかに自分が凄いのか!ということを。
書きたくなるよね。でもダメだ!
2つ理由がある。
①読みにくいのはNG
②高すぎる自己評価になるのはNG

①は前編から読み進めてくれた人はわかるだろう。
エントリーシートは面接の為の質問シートだ。
つまり
・読みにくいことは絶対にダメ
・何を伝えているかわからないのもダメ
・文章にオチまでつけてはダメ
である。
質問シートなのだから、面接で「聞いてほしいこと」に誘導する文章でなければだめだ。
それはどんな形でもよい。
・箇条書き
・因果関係の原因の方をあえて書かず結果のみを書く。
等である。
つまり箇条書きで良い。
短く!鋭く!切れ味よくだ!
極論更イラストでもよい。

空欄があるのだからみっちり埋めなければいけないと思うかもしれない。
その気持ちはわかる。
だけど隙間があればそこを隙間もなく埋めていくというのは間違っている。
面接官への気遣い。
それを考えれば、そんなことは不要であることは容易に想像できるだろう。
自己PRは面接の為の質問シートなのだから。
勇気をもって隙間をデザインしよう。

②高すぎる自己評価は自慢話にしかならない。
イメージしやすくなるよつに、例え話を。
自分のことを好きになってくれた人がいるとする。
その人が自分にアピールをしてくる。
「私はこんなにもあなたにとってメリットが高い人間」
「絶対私と付き合ったほうがいい。だってあなたにはこれが足りないから。それを私なら埋められる」
と言ってきたらどうだろう。
うざい・・・・うざすぎる(好きな人もいるかもしれないが)。
私、私、私とアピールしてくる人間はしんどいよね。それを面接官は何十回も聞かされる。しんどいんだよね。学生が真剣だからこそ余計に。
じゃあどうしたら良いのか。
自慢話は相手が興味を持って聞いてきた時にさらっというのが好印象だ。
「すごいね。そんなことできるんだね」
「ありがとうございます。でも、まだまだ目標としている人に追いつけていないので、頑張ってる途中なんです」
と謙虚ながらも前向きな発言と共にさらっと肯定する姿勢は好感が持てるものだ。
就職活動は企業に恋しているようなものであり、そう考えることができれば、自分の恋愛経験を参考にすれば答えは見えてくる。
ラブレターに自慢話と好きな理由ばかり書かれていたら、重い男・女になるのはわかりきっている。
ライバルはほとんどが重い男・女になっているんだから。
相手の気持ちさえわかれば。
チャンスである。

最後に


私のエントリーシートは非常にシンプルだった。
学歴は個性があるので興味をそそられていたと思うからあまり参考にならないと思う。
志望動機はみんなと違うことを書くことと意識した
私のゲーム会社に出したエントリーシートの志望動機欄には「私はゲームをしない。理由はなんとなくだ。それでも興味が持てるようなゲームは作ることができると思う。」という事を書いた。入社後に先輩に聞いたが、嫌いという視点で志望してきた人間は他にはいなかったから目立っていたらしい。
それと自己PR欄特色があった。
これはマスコミも経営コンサルもメーカーもすべての企業のエントリーシートでやっていたが、脳みそのイラストを描き、脳みそから四本の線を伸ばし、箇条書きで
「新聞配達6年で得たもの」
「大学に入るために専門、短大、予備校と通った事」
「英語が喋れないからこそ得られたアメリカ一周一人旅での経験と価値観」
「バイトは無駄だと考えたことで知ることができた圧倒的な結果」
と、自分がアピールできる個性的だと思う経験に誘導するための質問を書いた。
結論を言うと
私は面接に呼ばれなかったことは一回もなかった。
1次面接で落ちることはあったが、それでも答えに誘導することには成功していた。

面接官は学生と話をしたいのだ。
まずは振り向かせる。
そこに集中すべきなんだ。

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