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【教案】みんなの日本語 第1課

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⭐️T:教師 S:学生
⭐️練習B→<B-○>
 練習C→<C-○>

🌷1課に入る前に (はじめに)

・ひらがな (しっかり)
・カタカナ (教科書を進めつつ徐々に入れていく)
・教室のことば (聞いてわかればOK!)
・毎日のあいさつ (使っていくうちに慣れればOK!)
・数字
 ※読み方2つあるもの。
   (0・4・7・9)

🌷わたしは山田です。

⭐️使用するもの
・人物カード (名前・国籍・職業・年齢が書いてあるもの) ×数枚

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・絵カード (国の名前)

<導入>
⭐️名前
T:(自分を指して) わたしは (ネームカードを持って) 山田です。
 わたしは山田です。

<練習1>
T:(人物カードを持って) わたしは佐藤です。
S:わたしは佐藤です。
※絵カードの人物になりきって練習する。

<練習2>
自分たちの名前を言ってもらう。
T:わたしは山田です。
S1:わたしは〜です。
S2:わたしは〜です。

<導入> ⭐️国籍
T:(絵カード(国の名前)を持って) 日本。
S:日本。
「国の名前」を導入する。

T:(自分を指して)わたしは日本人です。日本人。
S:日本人。
※ (絵カード(国の名前)を持って)「〜人」の口練習を行う。

<練習1>
T:(人物カードを持って) わたしはアメリカ人です。
S:わたしはアメリカ人です。
※絵カードの人物になりきって練習する。

<練習2> ⭐️名前・国籍
T:はじめまして。
S:はじめまして。

T:どうぞよろしく(お願いします)。
S:どうそよろしく(お願いします)。
※スラスラ言えるようになるまで口練習。

T:はじめまして。わたしは山田です。わたしは日本人です。どうぞよろしくお願いします。
※まずは自分が自己紹介。

T:(人物カードを持って)はじめまして。わたしはトムです。わたしはアメリカ人です。どうぞよろしくお願いします。
S:リピート。
※言えるようになったら、学生同士ペアワーク。自分の情報でなく、人物カードでなりきり練習をさせても良い。

<C-1>
※「〜から来ました」の言い方も確認する。

<練習3>
T:(学生を指して)〜さんです。 
※相手の名前には「〜さん」をつけることを教える。「〜先生」もあわせて教える。

T:(人物カードを持って) トムさんはアメリカ人です。
S:トムさんはアメリカ人です。
※今まで「わたしは」で練習していたので、他者紹介のver.も練習。

<B-1>
※発音する時は「わ」だが、書く時は「は」になることを教える。
※日本語は文章の最後に「。」を書くことを教える。

<導入> ⭐️職業
T:(職業欄がSONYの人物カードを持って) 会社員。
S:会社員。
T:(職業欄が東京大学の人物カードを持って)学生。
S:学生。
「職業・身分の言い方」を導入する。
 (会社員・学生・銀行員・先生・主婦など)

T:(人物カードを持って) トムさんは会社員です。
S:トムさんは会社員です。
※他者紹介ver.で練習する。

<B-2>

🌷田中さんは会社員ですか。

※わたしは「否定形」の前に「疑問文」を入れます。

⭐️使用するもの
・人物カード (名前・国籍・職業・年齢が書いてあるもの) ×数枚
・?マーク

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・○マーク

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・×マーク

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<導入> ⭐️「はい」
T:(人物カードの国籍を?マークで隠して、首を傾げながら) トムさんはアメリカ人?トムさんはアメリカ人ですか。

T:○マークと×マークを見せて、どっち?どっち?とジェスチャーする。
S:○マーク!とジェスチャーで示してもらう。

T:いいです。
 (○マークを見せながら)はい、トムさんはアメリカ人です。
S:はい、トムさんはアメリカ人です。

<練習1> ⭐️「はい」
T:(人物カードの国籍を?マークで隠しながら)トムさんはアメリカ人ですか。
S:はい、トムさんはアメリカ人です。
※言えるようになったら、(質問:学生・答え:教師)

<導入> ⭐️「いいえ」
T:(人物カードの国籍を?マークで隠しながら) トムさんはイギリス人ですか。
S:?????
T:(×マークを見せながら)いいえ。
S:いいえ。
T:いいえ、トムさんはアメリカ人です。
S:いいえ、トムさんはアメリカ人です。
※このタイミングではまだ「否定形」を導入していないので、「じゃありません」を使わずに練習します。

<練習2> ⭐️「いいえ」
T:(人物カードの国籍を?マークで隠しながら)トムさんはイギリス人ですか。
S:いいえ、トムさんはアメリカ人です。

<練習3> ⭐️「はい・いいえ」
T:(人物カードの国籍または職業を?マークで隠しながら)トムさんは会社員ですか。
S:答えてもらう。
※言えるようになったら、学生同士ペアワーク。人物カードを見ながら。

<C-2>
※本人に名前を聞く時は「失礼ですが、お名前は?」を使用することを教える。


🌷田中さんは学生じゃありません。

※上の疑問文練習の流れで「否定形」を入れます。

⭐️使用するもの
・人物カード (名前・国籍・職業・年齢が書いてあるもの) ×数枚
・?マーク
・×マーク

T:(人物カードの国籍を?マークで隠しながら)トムさんはイギリス人ですか。
S:いいえ、トムさんはアメリカ人です。
T:いいです。(×マークを見せながら) いいえ、トムさんはイギリス人じゃありません。アメリカ人です。
トムさんはイギリス人じゃありません。
S:トムさんはイギリス人じゃありません。
ジェスチャーを入れると教えやすいです。わたしはだいぶオーバーにやっています(笑)

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<練習1> ⭐️「いいえ」
T:(人物カードの国籍を?マークで隠しながら)トムさんはイギリス人ですか。
S:いいえ、トムさんはイギリス人じゃありません。アメリカ人です。
※言えるようになったら、学生同士ペアワーク

<B-3>
※「じゃ」の「ゃ」が小さいことに注意。

<B-4>
※日本語は疑問文の場合「?」を使わず「。」を使うことを教える。


🌷わたしはSONYの社員です。

⭐️使用するもの
・人物カード (名前・国籍・職業・年齢が書いてあるもの) ×数枚
・?マーク
・有名人の写真

<導入>
T:(人物カードを持って)トムさんは会社員です。
S:トムさんは会社員です。
※同じように人物カードを見せて学生に文章を言ってもらう。

T:リーさんは学生です。東京大学、、、。リーさんは東京大学の学生です。
S:リーさんは東京大学の学生です。
T:ミンさんは店員です。マクドナルド、、、。ミンさんはマクドナルドの店員です。
S:ミンさんはマクドナルドの店員です。
※同じように人物カードを見せて学生に文章を言ってもらう。「会社員」は避ける。

T:田中さんは会社員です。SONY、、、。田中さんはSONYの社員です。
S:田中さんはSONYの社員です。
※「会社員」の場合は「〜の社員」になることを教える。

<練習1>
T:(板書に人物カードを貼り、人物カードを指差しながら) あの人。
S:あの人。
「あの人」を導入する。

T:(人物カードを指差しながら) あの人はトムさんです。
S:あの人はトムさんです。
※繰り返す。

T:(人物カードに?マークをつけて) あの人はトムさんですか。ジャックさんですか。あの人は誰ですか。
S:あの人は誰ですか。
「誰ですか」を導入する。

T:(人物カードに?マークをつけて) あの人は誰ですか。
S:あの人はトムさんです。
※繰り返す。(質問:教師・答え:学生)

T:(板書に有名人の写真を貼って) あの人は誰ですか。

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S:?????
T:わかりません。みなさん、質問!
S:あの人は誰ですか。
T:あの人は木村拓哉さんです。
※有名人の写真をいくつか用意して練習。(質問:学生・答え:教師)
※言えるようになったら、学生同士ペアワーク。(板書に人物カードを貼り、番号をふっておくと練習しやすい)

T:(人物カードを指して) あの人は誰ですか。
S:あの人は田中さんです。
T:いいです。田中さんです。SONYの社員です。
S:田中さんです。SONYの社員です。
※この答え方で繰り返す。(質問:教師・答え:学生)
※言えるようになったら、学生同士ペアワーク

<B-5>
※「あの人は誰ですか。」の丁寧な言い方として「あの方(人) はどなた(誰) ですか。」を紹介し、少しペアワークを入れてから書く。

<C-3>

🌷田中さんもSONYの社員です。


⭐️使用するもの
・人物カード (名前・国籍・職業・年齢が書いてあるもの) ×数枚
・?マーク

T:(板書に国籍の違う人物カードを3枚並べて)田中さんは日本人です。トムさんはアメリカ人です。リーさんは中国人です。
S:学生コーラス。

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T:(板書に国籍が同じ人物カードを3枚並べて)田中さんは日本人です。佐藤さん日本人です。石井さん日本人です。
S:学生コーラス。

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<練習1>
T:(人物カードを数枚重ねて持って) トムさんはアメリカ人です。
S:トムさんはアメリカ人です。
T:田中さんは日本人です。
S:田中さんは日本人です。
T:佐藤さん日本人です。
S:佐藤さん日本人です。
※人物カードを見せて、学生に文章を言ってもらう。「は」なのか「も」なのかを使い分けられるように、見せる国籍を違くしたり同じにしたりしながら。

<練習2>
T:(人物カードを1枚板書に貼り(固定)、1枚手に持って) トムさんはアメリカ人です。ジャックさんアメリカ人ですか。
S:はい、ジャックさんアメリカ人です。
※同じ国籍・職業で繰り返し、「はい、〇〇さんも〜です。」を練習。(質問:教師・答え:学生)

T:(人物カードを1枚板書に貼り(固定)、1枚手に持って) トムさんはアメリカ人です。田中さんアメリカ人ですか。
S:いいえ、田中さんアメリカ人じゃありません。
※異なる国籍・職業で繰り返し、「いいえ、〇〇さんは〜じゃありません。」を練習。(質問:教師・答え:学生)
※言えるようになったら、「はい・いいえ」を混ぜて練習。「職業」も入れて練習を広げる。
※言えるようになったら、学生同士ペアワーク

<B-6>
※全体で質問・答えを口頭確認してから書く。

🌷田中さんは27歳です。

⭐️使用するもの
・人物カード (名前・国籍・職業・年齢が書いてあるもの) ×数枚
・?マーク

T:(人物カードを持って)27。
S:27。
※数字の言い方の確認。

T:27歳。
S:27歳。
※「〜歳」を導入。
「1・8・10」は発音が変わることを教える。
 (×いちさい○いっさい・×はちさい○はっさい・×じゅうさい○じゅっさい)
「20歳(ハタチ)」の言い方も紹介。

T:田中さんは27歳です。
S:田中さんは27歳です。
※人物カードを見せて、文章を言ってもらう。

T:(人物カードの年齢に?マークをつけて) 田中さんは何歳ですか。
S:田中さんは27歳です。
※言えるようになったら、(質問:学生・答え:教師)
※言えるようになったら、学生同士ペアワーク

<B-7>

※丁寧な質問の仕方として「〇〇さんはおいくつですか。」も紹介。
※相手に向かって直接年齢を聞くことは避けたほうがいいことも伝える。

🌷会話

・DVDを見る。
・スクリプトを見ながら、ペアで読む。

(余裕があったら)
・3人グループを作り、会話の状況をスクリプトを見ずに再現。
※自分の情報で練習、または人物カードでなりきり練習。

🌷まとめ

<例文>を読んで1課の内容を確認。

🌷動画 (一緒に教案を書きましょう!)


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