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マジックはストーリーだ。


「私の彼(夫)はマジシャンだ。」


そんな風に言うと、一体どんな人物なんだと、それを聞いた人たちは訝しげに私を見る。

それもそうだろうなあ…

テレビや大道芸で一度は目にしたことがあるであろうマジシャン・手品師が、イカサマをする怪しい人として目に映るのは、自然な感想だ。そんな人が身近にいるとなれば、「えっ?」と思われるのも、まあ仕方ないだろう。



マジシャンは人を騙す。


「魔法なの?タネがあるなら教えてよ。」なんて前のめりの姿勢で仕掛けを知りたがる人もいる。きっと、信じられないことが起きるとその理由を知りたくなるのが、人間の性なのだろう。「(こんなイカサマ野郎に)騙されたままでは気が済まない」そんな気持ちが種明かしを知りたい、という気持ちを助長させるのだと思う。


私は学生時代にマジックに出会い、実際に自分もマジシャンとして人前で披露することが何度もあった。もちろん、マジックのタネに触れることも数えきれないほどあったし、タネを聞かれればわかることだってある。

だからこそ思うことは、マジックはタネが全てではない、ということ。
本当に心が震えるようなマジックは、タネを知ろうという気持ちにさえならないのだ。



音楽の世界でも、スポーツの世界でも、写真の世界でも。きっとどんな世界にも、それぞれの愛好家たちが一般人ではなかなか踏み入れないような領域で、各々楽しんでいる。マジックについても同じだ。

マジックの世界にも、オリンピックがあったり、各国に代表がいたり、各地でショーが行われていたりするのだ。

マジックのオリンピックやショーでは、小さな舞台劇のようなことが行われる。

長々と話すよりも見てもらう方が早いと思うので、こちらの動画を見てほしい。


彼女の演技を何度か目の前で見たことがあるのだけれど、タネを知りたいという気持ちを飛び越えるほど美しいのだ。
数分間、彼女が舞台上で作り出す世界に釘付けになり、鳥肌が立つような感覚に陥る。ショートムービーを見ているような感覚に近い。マジックの中には、タネ明かしを超えたその先の世界を見せてくれものがある。


マジックショーは、時としてテレビで見ていたマジックというものを一変させてくれる。ステージ上で行われるマジック、テーブル上で行われるマジック。規模は違えど、どんなマジックも生のショーで見ると、気持ちを持っていかれる、そんな経験ができるはずだ。

マジックの世界を知らない人に一度、生のマジックショーの感動を感じてほしい、そんな風に思っている。



最後に。
来月、私の彼がマジックショーをすることになった。彼は、日本代表になったこともあるマジシャンで、現在はテレビや各イベントでマジックを披露している。また、一緒に共演してくれる青山さんは、丁寧でスマートな所作と話術で、必ず観客を不思議の世界に誘ってくれる凄腕マジシャンだ。

A-cross
ツーマンショー『アクロス』
【日時】2024年6月9日(日)
    1部 12:00~13:00 
    2部 14:30~15:30
    3部 17:00~18:00
【料金】S席 3,000円 A席 2,500円
【場所】黒門カルチャーファクトリー(日本橋駅から徒歩6分)

残席わずかとなっているけれど、是非とも足を運んでほしい。私も当日はスタッフとして働いているので、私に会いたい人も来てくれれば嬉しいところ(笑)

申し込みフォームはこちら↓



マジックの世界へあなたを誘うことをお約束します。お待ちしています。

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