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生まれ変わっても、この物語-はなし-をしよう~AZKi 4th LiVE「REPEAT THiS LiFE WiTH U」レポート~

開催前からTwitterのハッシュタグ「#行こうぜAZ輪廻」で大きな盛り上がりを見せいていたAZKi 4thライブ『REPEAT THiS LiFE WiTH U』(AZ輪廻)が来る2019年12月29日、池袋harevutaiで開催された。


「エンタス生まれエンタス育ち」そう言う彼女が秋葉原エンタスを飛び出してからの初ワンマンライブ、『AZ輪廻』のレポートをお届けしようと思う。


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開拓者(※AZKiファン)に「いつもの音楽」「実家のBGM」と愛されているBGMを手拍子で迎える開拓者。登場するやいなやMCもそこそこに、「私の歌を聴け!」と言わんばかりに「コトノハ」「虹を駆け抜けて」「ひかりのまち」のアッパーな3曲で会場を一気に湧かせた。

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最初のMC、エンタスとharevutai、2つの会場から見える景色の違いに感動していた。ふと、「今回がAZKiのライブ初めてだよって人~?」との問いに多くの手が挙がったのは、これまでの活動の賜物だ。「初参戦の開拓者も楽しんでもらいたい!」と少しの緊張を振りほどくように、最初のMCが終了した。

ここからは、AZKi WHiTEでもAZKi BLaCKでもない新たなAZKi、AZKi ReDの「Reflection」で始まった。ダンスミュージックに分類されるだけあって、会場全体がノッていた。続く「Starry Regrets」はしっとりしたバラード曲だ。そのまま先の「Reflection」とは違ったテイストのダンスミュージック「Midnight Song」をMVを背景に歌い上げた。

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次のMCは、ちょうど2日目に差し掛かっていた冬コミの話で盛り上がった。MCが終わると新曲「猫ならばいける」が披露された。「すぐに覚えられる合いの手だから!」とAZKiと開拓者のコール練習があり、「にゃー!」という掛け声で会場は可愛いの渦に飲み込まれたことは言うまでもない。

続くはホロライブの先輩、ときのそらのオリジナル楽曲「フレーフレーLOVE」、そしてホロライブ全員の曲「Shiny Smily Story」をソロで披露した。特に「フレーフレーLOVE」はライブ後に「何回も聞いたはずなのに歌い出しまで分からなかった」といった感想が散見されるほどのサプライズだった。かつてツラニミズ(AZKiのマネジャー)が呟いた「AZKiはアイドルだ」の真意をこの2曲で証明した。

そしてさらなる新曲「Eternity Bright」を披露した。どこか懐かしいアニソンみを感じる曲で、新鮮さの中に慣れ親しんだ感覚も感じる今までにないAZKiだった。

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MCでAZKiが、「AZKiはAZKiなのか?」と言った。「バーチャルであること」「バーチャルのいのちとは」についてこれまでのライブや曲を通して、AZKiは開拓者と一緒に考え、苦悩していた。その度に「バーチャルの死・AZKiの死」と向き合ってきた。それでも開拓者が前に進むAZKiを支え、共に前に進むのは「いつか終わりが来る、だからそれまでは全力で」と、心で通じ合っているからだろう。

MCが終わり、新曲の「光」を披露。日本語か英語か、はたまた別の言語か。どこか不思議な歌い方なのに心がざわつく曲だ。続くさめのぽき作詞の「世界は巡り、やがて君のものになる」は、さめのぽきなりの「バーチャルとは」に基づいて書かれている。心を打たれ泣く人もいる中「いのち Acoustic ver」でとどめを刺しに来た。「バーチャルの死」について考えさせられるこの曲が終わると「いのち」を「訴えかけた」彼女には盛大な拍手が浴びせられた。

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「涙腺大丈夫?」「ダメー!」という開拓者とのやり取りの後は、「今日は何曜日?」「日曜日!」のコールが楽しい『のんびりと、』。1st衣装にチェンジして「イエーイ!」「ブー!」が印象的な「リアルメランコリー」が披露された。会場は涙を吹き飛ばすほどのハッピーな雰囲気に包まれた

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「この衣装で会うのは久しぶりだねー」なんて可愛いことを言ってくれる。「まだまだ声上げていけますか?」を合図に「自己アレルギー」「嘘嘘嘘嘘」「Fake.Fake.Fake」とAZKi BLaCKで盛り上げる。ラストスパートに向けて会場のボルテージは最高潮だった。

アンコール前、「AZKiと出会ってくれてありがとう」と言うと、AZKiと開拓者がともに歌う「from A to Z」。そしてツラニミズ曰く、時系列では一番最初に来るAZKi本人が作詞作曲の「ちいさな心が決めたこと」を披露。永遠に感じるほど楽しかったAZ輪廻もアンコールを残すところとなった。

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最早、AZKiと開拓者の間に言葉はいらない。名前を呼べば傍にいる。それを証明するかの如く始まったAZKiコールを受け、アンコールが始まる。

アンコール1曲目は「without U」。この曲はAZKi 3rdライブ『レペゼンエンタス』で披露され、アルバムの表題曲にもなっている。「わからないから歌うんだよ!」の歌詞は毎回感情が込められているが、今日は今までにない込め方だった。続く「フロンティアローカス」はいわゆるワイパー曲。サビで大きく手を振るAZKiと開拓者。ラスサビ前に1st衣装にチェンジしたところでは歓声が上がった。ちなみに筆者は感動で泣いていた。

最後のMCでは、「みんなに伝えたいこと、手紙にしてきました」とここまで一緒に歩んできた開拓者に向けた手紙を読んだ。「AZKiを愛してくれてありがとう、愛してます」と、これまでの軌跡を感謝と共に綴った。すでに泣いているであろうツラニミズへ追い打ちと言わんばかりの手紙もサプライズで読まれた。

AZKi、ツラニミズ、開拓者が一丸となって紡ぐストーリーは秋葉原エンタスから始まった。今や池袋harevutaiを埋め尽くしている400人超の開拓者がいる。AZ輪廻を配信で見ている開拓者も、惜しくも時間が合わなかった開拓者も、誰一人と欠けては成し得なかったストーリーがここにはあった。

「AZKiはこの曲から始まりました。」その一言で始まった「Creating world」。いつしか全員で歌う曲になっていたこの曲でAZ輪廻と2019年を締めくくった。

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このライブにはVJがいたこともあり、映像演出がライブにいいアクセントを加えていた。間違いなく2019年最高のライブだった。まさに「輪廻の先でも見たい物語」に深く刻まれたことは間違いないだろう。

このライブではOFFiCiAL HP、FANBOX『FRONTLiNE』の開設、3月にAZKi対バン企画「LAST V STANDiNG vol.2」、5月にAZKi 5th LiVE [three for the hood]の開催も発表された。さらには1月にhololive 1st Fes.「ノンストップ・ストーリー」も控えている。

この先、AZKiと開拓者にどんな苦難が待ち構えていようとも、それを乗り越え、新しい世界を開拓していけると信じている。この集合写真が何よりの証拠だ。

2020年のAZKiと開拓者に幸多からんことを。

<AZ輪廻セットリスト>
1.コトノハ
2.虹を駆け抜けて
3.ひかりのまち
4.Reflection
5.Starry Regrets
6.Midnight Song
7.猫ならばいける
8.フレーフレーLOVE
9.Shiny Smily Story
10.Eternity Bright
11.光
12.世界は巡り、やがて君のものになる
13.いのち Acoustic ver
14.のんびりと、
15.リアルメランコリー
16.自己アレルギー
17.嘘嘘嘘嘘
18.Fake.Fake.Fake
29.from A to Z
20.ちいさな心が決めたこと
EN1.without U
EN2.フロンティアローカス
EN3.Creating world


2020/1/3 文・虚無虚無プリン 写真・ayo kajino/虚無虚無プリン

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#AZKi
#AZ輪廻
#AZ輪廻ライブレポート頂上決戦  

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