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一人じゃないから、叶えられる夢がある/株式会社ハナミラ代表 松下りせさんのLife story

自分軸で生きるって、自分の感情を大事にするということだと思うんです。自分の『~したい』という気持ちがその人らしさであり、その感情に素直になれたら、未来がもっとワクワクできると思うから。」

りせさん/インタビューにて

株式会社ハナミラ代表 松下りせさんは、2020年3月から個人事業主として投資を教えはじめ、2021年5月に法人化。2023年には出版、1,000人規模のイベント開催など、活躍が多岐に及んでいます。

そんなりせさんに、起業からの3年間を伺ったところ「大事にしたい想いはあったけれど、最初からそこに自信があったわけではなかった」と意外な一言が。

自分軸で生きられるようになる前、そして最近の変化について、りせさんの軌跡をお聞きしました。

松下りせ(Rise Matsusita)株式会社ハナミラ代表/「シャウト!2023~夢を叶える輪が広がるお祭り~」発起人

「夢と希望に溢れる人生を歩む人を増やす」を軸に、事業を展開。慶應義塾大学卒業後、三菱電機に入社。新卒の際に憧れていたオリエンタルランドへ転職。

好きな仕事をする一方でお金やキャリアに悩み、始めた株式投資を通して「自分の力で人生は楽しくなる」ことを実感。仕事や人生の不安が解消された体験から、2021年5月「未来デザイン×資産運用アカデミー ハナミラ」を設立。ダイヤモンド社より『恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株』を出版。現在、「シャウト!2023」の代表としてイベント製作に邁進している。


自分のことを信じられる可能性が増えた3年


━━独立されてからも躍進を続けているりせさんですが、この3年間はいかがでしたか?

りせさん:早かったですね…!すごく一瞬だったなと思うし、始めた時は今の自分は想像してなかったなって思います。

ハナミラ受講生とのクリスマスパーティーの様子
(2021年)

りせさん:もともとお金や数字とも縁遠い人間だった私が、今も、投資という手段を伝えることで、日本の夢と希望の総量にアプローチするというやりたかったことができていて。でも、当時はそれがこんなにも早くできるだなんて、考えてもいなかったですね。


━━当時と今と、りせさんのなかで何が変わったと思いますか?

りせさん:人間的なところは何にも変わってないなと思うんですけど、自分のことを信じられる範囲が増えたのかな。ただそれだけな気がします。その原体験というか、実感が湧いてきたなと思うのはやっぱり、投資を始めたことがターニングポイントでしたね。


もともと、自信なんてなかった


━━投資を始める前、新卒時代に憧れていたオリエンタルランドへ転職されるなど、ある意味”夢を叶えた”経験もあるりせさん。挑戦に前向きな姿から、自信がある人だと思っていましたが…?

りせさん:確かに、転職も大きな一歩ではあったけれど、そこに“自分の可能性を信じて“とかポジティブさがあったかと聞かれると、正直分からなくて。「このままよりは、やりたいことしたいな」って思って挑戦しただけで、そこに自信があったわけじゃなかったんですよね。

でもそれは、思い返すと学生時代から変わっていなくて。昔から「なんとなくこれ以上は無理だろうな」って思うことが多かった気がします。


━自分の可能性に、線を引いていたということですか?

りせさん:そうですね。例えば、高校とか大学の進路を選んだ時も。私の学歴って世間的に悪くはないし、もちろん自分でも努力をして入った学校ではあって。けれど、そこをなぜ最終ゴールにしたかって考えたら”自分で叶えられる範囲、できそうな範囲”だったからなんですよね。

ブレない人間ではあったけど
そこに自信があったわけではなかった

りせさん:周りから「頑張ったら上を目指せるのに」って言われても、一歩先に行くのが怖いと思うことが多かった。それに、最終的な選択をしたのは自分なんだけど、どこか親のため、先生のためにって、自分が喜んで欲しい人のために行動してたなって思うところもあったんですよね。


━━なんとなく「その方が幸せ」と思うレールの上を歩いていたんですね。

りせさん:そうだと思います。だから、本当の意味で自己責任で生きる覚悟が湧いてきたのが、私にとって投資だったんですよね。自分の人生は自分で決めて生きていくんだって実感を、初めてちゃんと感じられた体験でした。


━━投資を通して「自分が選択した結果の今」だという体感が、りせさんの人生の捉え方とリンクしていったんですね。それを積み重ねて、自分の想いを信じてみようと自信を持てたタイミングが法人化だったのでしょうか…?

りせさん:それでいうと、これをやったから自信がついたって思ったことはなくて。少なくとも「本を出せたこと」とか「ハナミラが会社になったこと」も自信にはなってなくて。なっているとしたら、それは全部「人」きっかけなんですよね。

━━「人」ですか?


更地に来てくれた、一期生の存在


りせさん:2021年の冬くらいだったかな。私が起業して、一番最初に「やってよかったな」って思えた瞬間があったんです。

まだハナミラという名前もなく、ただ「投資を教えたい!」という想いで、実績もバックボーンも何もないなか一期生を募った頃。講座が終わる時、受講してくれていた一人の方が自主的に学んだことを発表してくれたんですね。その内容が、私が大切にしていたことと全く同じことだったんです。

ハナミラ受講生のみなさん

りせさん:当時、自分の伝えたい想いが十分に言語化できてない状態だったのに「私も、自分で自分の人生を前向きに生きたいと思う!」って言ってくれて。感動して思わず泣いちゃうくらい、それがすっごく嬉しくて。


━━りせさんが投資を通して感じた、”自分で人生の舵を切る覚悟”や”充実感”を伝えることができた瞬間だったんですね。

りせさん:本当にそう。そもそも私は「起業したい」が目的ではなくて、投資を始める前の私みたいに、自分に自信がなかったり、会社の生活が苦しかったりする人が減って、自分軸で人生を生きられる人を増やしたかった。それが起こらなかったら、やる意味がないって思っていて。

だから、一期生が来てくれていなかったら、変化がなかったら辞めてたと思います。続ける意味がないというか…。法人化に繋がる組織づくりや運営を本格的に始めたのは、それからでしたね。


━━りせさんがその場を、きっかけをつくったことに変わりはないけれど、”その人自ら変化していった様子”に勇気づけられたことが自信になったんだなって感じます。

りせさん:そうなんです!だから、一期生のみんなにはすごく感謝してるんですよね。彼女たちの変化や楽しんでくれた姿が、私の「やりたい」をやり続ける自信になったと思います。

それから、仲間の存在も

ハナミラを続けていくなかで「一緒にやりたい」と言ってくれる人が現れ始めて。それでも、最初は「ハナミラを良くしたいのは私だけかもしれない」「こんなに頑張りたいと思ってるのは私だけかも」って思っていた時期があったんですよ。

一人で頑張ろうとしていた起業初期
仲間から掛けられた一言が印象的だった

りせさん:でも、ある日の会議中、メンバーから「やだ!りせさん、一人で頑張ってると思ってたんですか?」って言われたことがあって。それがすごく嬉しかったんです。


同じ熱量で未来を向ける人がいる


りせさん:私、学生時代「頑張るって変なことなのかな?」とか「真面目に勉強するっていけないのかな」とか、良いことなはずなのに、その自分を出しずらくなる、孤独を感じた経験があって。


━━それは、どんな経験だったんですか?

りせさん:こう見えて、文化祭とか体育祭、合唱コンクールとか、とにかく楽しいことが大好きで超燃えるタイプなんですよ、実は(笑)

でも、学生時代って”頑張ることが評価されない時期”ってあるじゃないですか。私が「もっとできる!」って言っても、みんなが同じ温度感でやりたい訳じゃないって気付いた時に、その温度差に悩むことが増えて。それ以外の場面でも「優勝を目指したい部長と、そうじゃない部員」みたいだったんですよね。

昔から「チームで何かしたい、みんなで頑張ったら絶対楽しいじゃん!」って思いがあったけれど、それがどうやってできるのか分からなかったし、言えなくなって。これは、私の人生のなかで「諦めた経験」でもあって。

社会人になると「より良くしたい」って頑張る人が増えてきたから、その温度差を感じることは減っていったけれど。とはいえ、そこでも妥協できないタイプだったから「なんでそこまで?」って思ってた人もいたと思います(苦笑)


━━りせさんらしさが出せない、やりたいことだけど諦めた経験でもあったんですね…。でも、今はその頃とだいぶ変わったのでは?

りせさん:全然違います…!!一緒にハナミラを盛り上げてくれる仲間や、来てくれる受講生の方、私のことを応援してくれる夫や、同じ熱量で未来を向いて歩いてくれる人が沢山いて

だから、私が自分を信じられるようになったきっかけって、本当に「人」でしかないんですよね。

ハナミラ受講生のみなさんの変化が
私の可能性まで広げてくれた

━━自分に対して「ここまでなら」と蓋をしていた自分の可能性が「もっとできるかも」と思えるようになった。それは、周りの人の変化が、仲間の存在が、りせさんの想いを確かなものだと証明してくれたからだったんですね。

りせさん:昔の自分が「無理だろうな」と思ってたことが叶えられていることが嬉しいなぁって。感謝でしかないです、本当に。


一人じゃないから、叶えられた夢がある。私が「シャウト!」を開催する理由


━━りせさんが発起人となり、11月に開催が決定した「シャウト!」今、ハナミラに限らず、りせさんが多方面で「夢を叶える機会」をつくり続けているのはなぜでしょうか?

りせさん:小さい頃から漠然と「日本のために何かしたい」って気持ちがルーツになっていているのが理由のひとつ。それから、やっぱり夢とか希望みたいなものが1本でもあれば、周りに関係なく自分の人生を生きられるなと感じていて。

イベント実現に向け行われたクラウドファンディングでは197人(総額5,193,900円)の応援の輪が広がり、正式に開催が決定!

りせさん:投資をしていると、今、世界で起こっている戦争やその影響、日本の未来について考える機会が増えてきて。去年、あるニュースをきっかけに、落ち込んだ瞬間があったんですよね。

みんなに対して「未来にワクワクして欲しい」と思っているのに、世界や政治の力があまりにも大きくて。大きすぎて、未来に対して不安に感じている人に掛ける言葉が見つからない時があって…。

そんな私が元気づけられたきっかけが、未来しか見てない若者たちの姿だったり、「僕たちで日本を元気にしましょう!」って、明るい言葉を掛けてくれた超パワフルな60歳以上の方々との出会いでした。

良い意味で周りは関係ないというか、暗いニュースに左右されない姿を見て、夢や希望を持つことの大切さを改めて感じたんですよね。


━━…不安とか想像できないことって、すごく怖いけれど、その時に希望になる光を感じられたら、感じられる人や環境があれば、すぐにまた前を向ける。その光が「夢」であり「仲間」なんですね。

りせさん:この3年、私自身それをすごく実感しているんですよね。出版もイベントも、絶対一人だったらやってないし、やり始めようとも思えなかったかもしれないから。

出版イベント/大好きなみなさんと


始めたことを辞めなくても良いんだ!!


━━りせさんが、投資や、夢を応援し合える仲間との出会いを通して、人生をクリエイトし続けているお話に、なんだかワクワクしちゃいました!

りせさん:私も、自分のこれからがますます楽しみで。だって、ここまでで3年でしょう?あと90年くらい生きると思ったら、もうなんでもできるじゃないですか!


━━90年ですか!?

りせさん:私の自分の座右の銘というか、最近衝撃を受けたのが「120歳で過労死しよう!」という人見ルミさん大浦敬子さんのこの一言で。

ハナミラを応援してくださっている五十棲 剛史さん(右)と奥様の人見ルミさん(左)

りせさん:それまで漠然と30、40代がピークだと思って「今が一番働ける!」って生き急いできたタイプの私にとって「120歳で過労死する!」と言うお話は、未来への希望が持てた瞬間だったんですよね。”急に指針が現れた!やりたいこと、やり続けてもいいんだ!”みたいな(笑)


━━言葉だけ聞くとパワーワードだけど、それくらい何歳になっても未来にワクワクできるって素敵ですね!

りせさん:私が起業してよかったなと思うのは、一生仕事を辞めなくても良いこと、何かを始める時に、何かを辞めなくても良い自分になれたことなんです。

「大人とか子どもとか関係なく夢とか希望を当たり前に持っていい日本にしたい」。どんな夢も、みんなで「良いね!」って応援し合える社会にしたい。自分の願いとか感情に素直になれる人が増えていけば、自分らしさで悩まない社会になると思うから。

夢に大小は関係ない
みんなで応援し合える社会を、本気で作りたい!

りせさん:最近、ようやく「人生のどこかでやろう」と思ったことが始められているから、毎日が一瞬だけど幸せで。そう思えるのも、これまで出会ってくれた人のお陰だから…。この先も、今のこの感謝を忘れずにいたいと思います。


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未来デザイン×資産運用アカデミーハナミラ 

松下りせさん著書「恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株」はこちら


インタビューを終えて…


「投資」と言われると「いくら稼げるのか」や、目に見える数字にばかり注目されたり「難しい」という印象を持つ人が多い世の中。

私がハナミラを知って衝撃を受けたのは、一貫して「投資はあくまでも自分の人生を自分で決めていくための手段であり、”その先で何をしたいのか”が大切」だと伝え続けられていることでした。

私自身、先日出版された著書やシャウト!、今回のインタビューなど、りせさんから「夢は諦めなくても良い」叶えられる手段はあるんだと、勇気づけられたように感じています。そして、その想いを語られる時の表情は、真剣だけど、すっごく楽しそうなんです!そんな姿からも、「ここでなら」と一歩踏み出す背中を押された人も多いのではないでしょうか。

何もできないんじゃない。できることがあるということが希望。

りせさん/インタビューにて

これから起こすムーブメントの先には、未来にワクワクしている人達で溢れている。りせさんの想いこそ、日本の希望だなと思います。



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