【KBCラジオに出演しました!】

2023年6月17日(土)
子どもたちと一緒にKBCラジオに出演しました!

KBCのテレビ番組「ふるさとwish」で広川町特集が放送されており、今回はそのご縁から「人物図鑑」コーナーで取り上げていただきました。

地域おこし協力隊在籍時の活動内容からirodoriを立ち上げた経緯、irodori Study Labのプログラム内容や探究学習についてお話ししました!
今回は話した内容について、紹介したいと思います。

ラジオ中継時の様子

探究学習について
探究学習にはいろんな形がありますが、共通するものとしては、自分が探究したい(興味関心のある)テーマがあり、そこから自分なりに問いを立て、本を読んだり、人から話を聞いたり、実際に社会に飛び出して実践する。そして、アウトプットとして何らかの形で表現する。このサイクルを繰り返し、自分の理想としているものに近づいていくための学習、という部分はどの型でも同じだと思っています。
そして、この探究学習には、ワクワク型とモヤモヤ型の2種類があると考えています。ワクワク型は、これがあったらどんな世界が見えるんだろう!というポジティブなきっかけから始まるものです。
例えば音楽プレーヤを例に挙げると、昔はスピーカーとアンプ、レコードがないと成り立たなかったものが、ある1人の誰かが、もっと手軽に持ち運べれたらいいなという想いから探究をはじめ、今となってはCDプレーヤーやipod、さらにはSpotifyなどアプリ一つで世界中の音楽にアクセスできるようになった、という感じです。
2つ目のもやもや型は、社会の中にある、「これってなんでこうなんだろう?」という疑問から生まれてくるもの。
子どもたちはすでにこのたくさんの疑問を持っていて、「学校にはなんでこんなにたくさんのルールがあるんだろう?」とか「なんで大人たちはみんな決まって同じことを言うんだろう?」などどいったことです。そうして一人一人から生まれた問いをテーマに、人に会いに行ったり、地域に出たりしながら学びを深めるものが探究学習です。

探究学習以外にやっていること
ただ、子どもたちが最初からこうした問いを見つけるのは難しかったりするので、たくさんの価値観や生き方について知るために、偉人伝の紹介、歴史の偉人が"やったこと"だけでなく、なぜその人はそれをやろうと思ったのかといった、「志」の紹介や、地場産業、世の中の楽しさに触れるためのテーマ学習やワークショップを通して子どもたちの選択肢を広げています。

なぜやろうと思ったの?
サッカー選手になる夢を目指す過程で都市圏や海外で生活した経験から、広川町にいながらも、多様な経験や価値観との出会いがあり、子どもたちが最高の一歩目を踏み出せるように、地域に出たりオンラインを活用しながら、多様な大学生や社会人との交流ができるようになったらいいなというのがひとつ。
2つ目は、実はやりたいことや得意なことがあるけど、それをなかなか周りに話しづらくて小さく収まってしまっている子どもが全力で「自分の好き」を表現できる場所があったらいいなと思いました。イベントや単発での体験ではなく、居場所として、日常的に全力で応援できる場所」が欲しかった。僕自身、元々探究学習がやりたかったわけではなく、もっと子どもたちのチャレンジを居場所として応援できる仕組みができたらなあと試行錯誤しながらたどり着いた先が探究学習でした。

そんなことをお話しさせていただきました!
探究学習についてはまだまだ探究中ですが、きっとこれは子どもだけでなく、大人になってもとっても大事なことに違いないなと思う出来事や事例がたくさん出てきているので、また紹介したいと思います!

KBCラジオの皆さん、急遽来てくれた子どもたち、ありがとうございました!!


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