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少人数中学校の強み

子どもの通う小学校・中学校は学年1クラス25人前後の人数しかいなくて、小学校のメンバーがほぼそのまま中学校でも同じクラスという状況。

双子娘は、こちらに引っ越してくる前の学校では「必ず別のクラスにします」と言われていたけれど、こちらでは学年1クラスなので2人とも同じ教室にいる。

今、中学校は全校で80人ぐらいじゃないかな。

もちろん、少人数だからのデメリットもあるけれど、今回はメリットの方に注目したい。

私が娘達を見ていて、また娘達の話を聞いていて「これって少人数だからこその強みだな」と思うのは、

「先生との距離感が近くて物事の進め方が柔軟なこと」。

どういうことかというと、

例えば、修学旅行や体育祭などの行事とか。まぁ普段の学校生活の中でもだけど、結構先生から生徒に「みんなはどうしたい?」と言ってくれる場面が多い印象。

「こうしようよ、ああしようよ」を生徒と先生の距離感が近いところで話し合って、物事を進めてくださっている。

これって、物事が流動的になるから先生にとっては大変なこと。本当だったら、先生の方で「こうします」って決めて指示を出す方が準備しやすいし、生徒を動かしやすいはず。

思うのは、マンモス校ほど状況的に「こうします」って先生が決めて生徒を動かすやり方しか無理なんじゃないかなって。

少人数だからこそ話し合えるし、生徒の希望を入れられるし、親への周知も速いし、急な変更も対応が速い。

この強みは、私は田舎で子育てしていて、すごくうれしく思っていることの1つ。

なぜなら、子ども達には「言われたことをやる」のではなくて、「どうしたいか、そのためにどう動けばいいか」を自分で考えてやる姿勢でいてほしいから。

少人数なことにより、その練習になる機会が圧倒的に多いというのは本当にありがたい環境。

みんなで話し合ったり、「こうしてみたらどう?」を提案できる機会があったり、実現に向けて動いたり。準備中の試行錯誤も、本番の緊張感や終わったときの達成感も、成功した喜びも、次に活かせる反省も、全てが「活きた勉強」で。

それを存分に経験できる環境がここにはある。こちらの先生方は、もしかしたら特別なことのように意識しないでやっているのかもしれないけど、それならそれで、すごいと思う。

日々の出来事を感情豊かに話してくれる娘達の様子は、とても充実しているようで微笑ましい。

私の方も、聴いていて楽しい。

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