#8 冬の風物詩
あのとき撮ったphoto
あのとき書いたcaption
当時のInstagramから当時のことを振り返る
冬に雪が降り積もるのは当たり前な地域に住んでいると
ブルや雪を積んだトラックが忙しそうに入りまわる様子をあちこちの道路で見かけます。家の中にいても、遠くからせわしなく働くその車の音が聞こえてくるのです。
「除雪(じょせつ)」と「排雪(はいせつ)」の2種類の言葉があります。
「除雪」は道路に積もって凸凹になっている雪を、専用の大きなブルドーザーがひとかきで均して行ってくれるものです。雪が降った日の夜や朝方には多くの生活道路に入ってくれます。道路上はそれできれいになるのですが、バケツの部分から溢れる雪は道路わきにこぼして、そのままブルは次の現場に行ってしまいます。翌朝は各家庭で、家の前に残された雪をどこか別の場所に雪かきをしなければいけません。重労働です。
「排雪」は道路上の雪も、道路わきに積もった雪も、全部きれいに持って行ってくれます。しかしそれを行うには、雪をかきながら上に飛ばす専用の排雪車と、効率良く雪を雪捨て場にもっていくための何台ものトラックが必要になります。
ですから、「排雪」は冬の一シーズンにだいたい1回。待ち遠しく待っていて、ようやく排雪が入った次の日は、家の前の道路もすっきりすっかり広くなり、なんとも言えない爽快な気持ちになるものです。
夜の暗い道、冬の冷たく透き通った空気の中に、大きな音と共に照らされるブルドーザーの光が、幻想的で好きです。
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