日常

「あの時走って点滅している信号を渡っていたら」
と思うことがよくある

次の青信号を待ったがゆえに
電車やバスに遅れる事がよくある

でもその1本を逃したとしても次の電車やバスを前の方に並んで待てるし、そのおかげで座れるかもしれない

人生ってそういうものだと思うし、
人生はそういうものだって信じたい

息を切らして走って間に合わせたら
思い描いてた人生が送れるかもしれない
元々乗ろうとしていた電車に乗るように

でも間に合わせることが出来なくて
元々乗る予定の電車に乗れなくて
思い通りにいかなかった時
「予定通りに動けた場合の一日の過ごし方」を叶えられないように、なにか失うものはあるけれど
それが必ずしも悪いことではないかもしれないね

電車を待っているといつしか次の電車が来るように
間に合わくて少し落ち込んで、どうしようか悩んだりして立ち止まっている間に
いつしかまたチャンスが来るかもしれない

そしてその電車で座れるように
少し待った先にはほっと落ち着ける人生が待っているかもしれない

そのチャンスや座っていられる時間がまた来ることを信じて
私は今日も人生を立ち止まり続けている
立ち止まっているあいだ「これからどうしよう」とたまに悩んでしまうけど、
ふと顔を上げたら次のチャンスがすぐそこに来ているかもしれない

走ることももちろんいいこと
でもわたしは今まで走ることが出来なくて
予定通りの電車には乗れなかったから

悩みながらもちょっと待ってみて、次の電車を待とうと思う