見出し画像

バレエグッズの買い物同行レポート

こんにちは。性別の枠にはまらないイベントを企画しているirOdori〜彩り×踊り〜です🌈

前回の投稿でバレエグッズの買い物同行サービスをご紹介したところ、嬉しいことに「サービスを利用したい」というご連絡をいただき、先日同行いたしました!今回はこの同行のレポートをお届けします。

前回の投稿👇

お申し込みから当日までの流れ

利用者:去年社会人になったNさん

「身体は男性なのですが女性としてのバレエ表現をしたい」「今男性として社会生活を送っているので外見的に1人で専門店にいくのは不安」とメールをいただきました。

メールでいただいた希望日から買い物する日時・待ち合わせ場所を決めました。店舗のご希望はなかったので、店舗候補を提案したところ、バレエショップの王道、チャコット渋谷本店をお選びになりました。

当日の流れ

約束の日時・場所にてNさんにお会いし、一緒にチャコットへ向かいました。店舗の目の前に来ると緊張したご様子のNさん。背中を押して一緒に入店しました。

まずは1階でレオタード・スカートを探しました。
たくさん並んでいるレオタードやスカートの種類などについてNさんからお尋ねされたのでご説明しました。Nさんが気に入った商品を選んだところで、同行者・彩夏から店員へ試着をお願いしました。試着にあたりNさんは「お店に迷惑かも」と戸惑っていましたが、試着したら初めてのレオタード姿にとても笑顔になりました。試着時に見てほしいと依頼されたので彩夏は試着室の隣で待ち、試着時は一緒に見て感想をお伝えしたり、店員とのやり取りを代行したりしました。ここでは店員や周りの客から特に違和感のある対応・言動は受けませんでした。

画像1

(半袖型のレオタードにウエストで止まるスカート。この2点をご購入)

画像2

(同じレオタードのタンクトップ型)

Nさんはタイツとアンダーウェアも一緒にご購入され、その後2階でバレエシューズを探しました。

チャコットでは店頭でフィッティングサービスを実施しています。バレエシューズを探していると店員に声を掛けられたのでお願いすることにしましたが、店員はメンズシューズのコーナーからサンプルを探し始めてしまいました。
バレエシューズの主な色はピンク・ベージュ・白・黒です。レディースコーナーににあるバレエシューズはピンクかベージュ、メンズコーナーにあるバレエシューズは白か黒がほとんどでした。
店員が白と黒のバレエシューズを持ってきたので、Nさんがベージュを購入したいことを確認した後、「ベージュが欲しいです」とNさんの代わりに言いました。店員は不思議そうな様子でしたが、無事ベージュのバレエシューズを購入できました。

欲しいものを全て購入した後は、トウシューズやバレエ衣裳のあるフロアをウィンドウショッピングしました。バレエの世界観にずっと憧れを抱いてきたNさんは、ビルを出た後目をキラキラと輝かせて「幸せでした」とおっしゃっていたのが印象的でした。

いただいたご感想

私は身体の性は男性なのですが可愛いもの美しいものが大好きで、バレエの衣装や素敵なレッスンウェアに憧れており、女性としてのバレエ表現をしたいと思っていました。しかし男性的な見た目からお店の方や他の買い物客の方に変な目で見られるのではないかという不安があり、バレエショップでの買い物は出来ずに悩んでいました。今回彩夏さんと一緒にお買い物に行っていただき素敵なウェアを買うことができました。私の思いを尊重し可愛いものを素直に可愛いと言える環境を作ってくださったことにとても感謝しています。
可愛いウェアも試着してじっくり考えられましたし、憧れの素敵なバレエ衣装などもゆっくり見て回れたので私の中で最高の1日になりました。本当にありがとうございました。

これからもお買い物同行します

Nさんとのお買い物の後、カフェでお話しました(こちらはオプションです)。就職活動で長い髪を切るのが苦痛だったこと、普段は可愛いものを「可愛い」と言えないことがつらいということなどを教えていただきました。

今回、買い物同行をしたことで、世間ではまだまだ「見た目の性別」=「性表現(その人が服装や言動で表現する性)」という固定概念が強いことを実感しました。irOdoriは、性別・性表現・ジェンダーにかかわらず、自分らしく表現できる場の提供を目指して、引き続き「バレエグッズの買い物同行サービス」を実施します🌈

サービスをご希望の方はこちらのフォームよりお申し込みください。

まずはお話を聞きたいという方、このサービスに共感し「サポートしたい」という方は、ぜひirOdoriまでご連絡ください。

お待ちしております!

お問い合わせ先
Email:info.irodoriodori@gmail.com
Facebook/Instagram/TwitterなどのSNSアカウント:


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?