irOdori卒業スタッフインタビュー：文香さん
こんにちは、irOdori（イロドリ）です🌈
今回は、irOdoriにスタッフとして関わってくださり最近卒業された、メイク大好きアライ（LGBTQサポーター）文香さんのインタビュー記事をお届けします👏文香さんの幼少期から、irOdoriの活動を通じて学んだこと、将来のことまで、幅広くお尋ねしました！
インタビュアー：彩夏（irOdori代表）
引っ込み思案な幼少期
――――irOdoriスタッフとして活躍してくださった文香さんを深掘っていきたいと思います。
まず、文香さんの幼少期。小さい頃はどんな子でしたか。
文香：幼少期は結構恥ずかしがり屋というか、引っ込み思案な感じだったかなと思います。
双子だったので、常にもう一人、友達じゃないけど同じ人がいるって感じで、友達と一緒にいるみたいで楽しかったです。でも、結構おとなしめだったと思います。
――――意外です。その性格は、双子さんと似ていましたか。
文香：どうだろうな。私よりもう一人のほうが活発だと思います。
福岡へ転校して活発に
――――小・中・高校生の頃はいかがでしたか。
文香：新潟で生まれて幼少期は東京で育ちましたが、小学5年生のときに福岡に転校したんです。しゃべり方が時々おかしいって言われるんですけど、それは福岡に住んでいたからです。福岡に行って環境がガラって変わって、おとなしい性格から、違う自分じゃないですけど、今に近い自分になったんですよね。中学生になって東京に帰ってきて、新たな自分としていろんなことに挑戦するようになりました。中学生・高校生は特に活発だったかなって思います。高校のときには野球部のマネジャーをやっていました。
――――そういうきっかけがあったんですね。もちろん土地は違うけれども、他に福岡に行って自分が変わった理由は何か思い付きますか。
文香：福岡は、自営業の人が多かったり、地域でギュっていう感じがあって、バイタリティーがある感じがしました。みんなやりたいこととか将来の夢があったり、そういうのを皆に「俺／私はこういうふうにやりたいんだ」みたいな感じで伝えていたんです。私もそれに影響されて、やりたいことを見つけたいな、勉強も頑張ろうって、変わっていったかなと思います。
文化祭実行委員会の仕事にまい進
――――確かに福岡の方って上京する方が多いし、「何かやってやる」みたいに思う方が多いかもしれないですね、面白い。大学時代はどうでしたか。
文香：それを受け継いで大学でも何かやりたいなって思っていました。支えるお仕事をしたいなと思って、文化祭実行委員会に入って、総務局という裏の土台となるお仕事の部署に入って、コロナの前までずっとそれにまい進する日々を送っていました。
やってみて、すごい楽しかったし、すごいきついことも多かったなって思います。お仕事をいっぱい大人の方とやったり、学校の方と打ち合わせをしたりするので、やっていることが大人みたいだなっていう感じがしました。
――――いいですね。学校では何を学びましたか。
文香：大学では心理学を専攻して、その中でも臨床心理学を最後は専攻して、論文を書きました。高校生のときに心理学を学びたいなと思って、大学に入って、学校の先生がカウンセラーでお話を聞いていく中で、人のためになる心理学をやりたいなと思って、臨床心理学を選びました。
性別に違和感を持つ子をYouTubeで知る
――――「人のため」という気持ちが、文香さんの核や軸になっているのかなと思いました。LGBTQを支えるアライにも興味を持って、irOdoriにも入ってきてくれましたが、そのあたりを詳しくお聞かせください。まずは、なぜLGBTQに興味を持ったのでしょうか。
文香：高校生のときに心理学を学びたいって思ったのと同じぐらいに、LGBTQっていう存在をYouTubeで知って、いろんな人がいるんだなって思って、そこからそういう人のお話を聞いてみたいなって思い始めたのがきっかけです。
私が見たYouTubeは、小学生ぐらいの女の子が、女の子だったらどうしてスカートをはかなきゃいけないんだろうとか、赤いランドセルを背負わないといけないんだろうみたいな、自分の性に対しての違和感を感じている子の動画でした。私はそれまで、そういう人がいるっていうことを全然知らなかったので、そのときに性別に対する違和感を感じている人もいるんだなって思いました。
そのあとは、自分でネットで調べたり、大学に入ってからは心理学を専攻してたので、論文を読んでみたりとかしてましたね。
好きなメイクを生かしてLGBTQ支援
――――それで私と知り合うことになりましたが、なぜirOdoriでアライとして活動をしたいと思いましたか。
文香：吉田さんと会って、ほんとに自分が支援するとは思っていなかったんですけど、自分はメイクが好きで、それを生かしてLGBTQの方を支援できるんだったらお手伝いしたいなと思い、最初にメイクの活動を協力させてもらいました。お買い物同行はそれの派生じゃないけど、そういう経験もしてみたいなと思ってやらせてもらっていました。
――――そう、最初に会ったときはメイクの話で盛り上がりましたね。irOdoriで文香さんが活動した内容を振り返ると、まずは「性別問わず楽しめるファッション情報」のライターを務めていただき、オススメのスキンケアやメイク落とし用品をご紹介いただきました。
――――次にメイク講座「ベースメイク＆女性らしいポイントメイク編」の講師をしていただき、6人の方にご参加いただきました。
――――さらにレディースファッション買い物同行サービスの同行者スタッフとして参画いただき、コスメだけでなくレディース服のお買い物をサポートいただきました。
――――特に印象に残ったイベント・サービスはありますか。
文香：2回目のメイク講座「女性に見える輪郭作り＆メイクレッスン」です。一人一人に時間を設けてレッスンしたのは、すごい難しかったですが、1回目よりやりがいがあったなと思いました。一人一人悩んでいることや、どこまで分かっていてどこまで知りたいのかという範囲が全然違ったので、準備するのも時間がかかっちゃったし、どういうふうにしたらいいか迷うところも多かったです。その分、すごく達成感とやりがいがありました。
相手のところまでおりないとわからない
――――確かに「人に届けられた」みたいな達成感はありそうですね。irOdoriでの活動全体を通して、楽しめましたか。
文香：ほんとに楽しかったですし、とても勉強になりました。
もちろんメイクのことも、LGBTの人がどんな感じなのかっていうのも勉強になったんですけど、一番学びになったと思うのが、自分じゃない誰かについて考えたり思いやるっていうのは、その人のところまで下りてみないと本当には分からないなって思ってて。LGBTを支援したいってずっと思って言っていたけど、いざ、どういう人なのかなって考えたり、どういうことができるんだろうって思ったときに、やってみないと分かんないってすごく思ったから。それはLGBTだけじゃなくて、違う立場の人に立とうとしたときも、もっと近くに寄り添って、自分が行動するところまでやってみないとほんとの部分は分からないんだなってすごく思ったので、すごく勉強になりました。
――――すごい、めちゃめちゃいい学び。確かにそういう意味で、アライが行動するのはすごく大事なんでしょうね。私も文香さんから教えてもらいっぱなしです！
いろんな人と話して新しい世界を知れた
――――他にirOdoriに関わって気付いたことはありますか。
文香：irOdoriの人たちと、私のメイク講座だけじゃなくて、いろんなイベントとかでお話する中で、ほんとにいろんな人たちがいるなって思って。私はこれまで大学生で大人との関わりはバイトくらいしかなかった。でも、irOdoriにはいろんな年齢の方がいらっしゃって、そういう方とお話しできるのが純粋に楽しかったです。LGBTQに興味があったからこそその人たちと出会えたって思ったので、いろんなことに興味を持つことがすごく重要で、新しい世界に連れていってくれるなと思いました。だから、いろんな人と話せたことがすごく嬉しかったです。
――――確かに、私と文香さんもLGBTQという共通のトピックがあったからつながることができたし、私にとっては、文香さんからメイクを教わることができたので、人が増えれば増えるほど、どんどん輪も広がるんだなって、私も活動していて思います。
自分らしく頑張ろうと思える人を増やしたい
――――文香さんの今後の進路や将来の夢を教えてください。
文香：私は、直近では化粧品メーカーに就職するんですけど、それの一つとして、誰かの背中を押せたらいいなというか、明日も頑張りたいなって思ってくれる人を増やしたいっていう思いがあるし、それが夢かなと思います。それはお化粧品だけじゃなくて、いろんなことで、その人が自分らしく頑張ろうって思える人が一人でも多くできたらいいなって思います。
――――聞いててすごく、私も頑張ろうって思えます。メイクが好きっていう思いが高じてそういう仕事に就けるのもほんとにいいですよね。それこそ文香さんらしく働けるんじゃないかな。
成長したい人におすすめ
――――最後に、irOdoriではレディースファッション買い物同行や女性に見せるためのレッスン・情報発信などで、もっと多くの方にスタッフとして関わっていただきたいなと思っています。文香さんから活動してよかったという気持ちはすごく伝わっているんですけど、「こういう人にオススメ」みたいなのがもしあれば教えてください。
文香：新しい世界を知りたい人じゃないけど、いろんな人と関わりたいなって思っている人にオススメです。自分が支援するっていうよりは、自分も学べる環境だと思うので、誰かの助けになりたいっていうのも大事だけど、いろんな人と関わって、自分も成長したいって思える人だったらなお良いのかなと思います。
得意分野があって、それを誰かにシェアしたいって思っている人がいたら、そういう方もオススメなのかなと思います。 私だったらメイクでした。人とつながれるってすごく価値があることだと思うから。
――――確かにそのとおりですね。私自身、irOdoriでアライの活動をしていると、すごい刺激も多くて、ほんとに学ぶことばかりです。多くの人に刺激を受けてほしいなって思います。ありがとうございました。
スタッフ募集中！
文香さんの原点がわかって、改めて文香さんと一緒に活動ができたことをとても嬉しくなりました！読者の皆さんにも文香さんの良さが伝わっていると嬉しいです♪
インタビューでもありましたとおり、irOdoriではスタッフを募集しております！
以下は活動内容の一例です。皆さんのやりたいこと・できることと、irOdoriのお客様からの要望・ニーズを見て、一緒に活動内容を考えていきます！
レディースファッション買い物同行
ファッション・ビューティー・バレエ・ダンス・フィットネスなどに関する
ライター
レッスン・イベント講師
動画作成・編集
もしご興味を持っていただけましたら、irOdoriの問い合わせページまたは
info.irodoriodori@gmail.com
よりぜひご連絡ください！
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