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「空気を読む、察して、暗黙の了解」ではなく「1手間」を② 009性教育アドバイザーあやの独り言

※2019/02/11に掲載した記事の再掲です。

知り合いのご夫婦の事ですが、こんな話を聞いたことがあります。

お子さんの寝かしつけをしてリビングに戻ってきたら、旦那様がソファーに寝っころがってアイスを食べていたんですって。キッチンには洗われていない食器が山積み。

そんな日々が続いたある日、奥様ついに我慢ならなくて爆発したそうで。

「ちょっと!食器くらい洗ってくれたって良くない!?」

そうしたら旦那様、驚いてこう言ったそうです。

「君が寝かしつけの時は静かにしていてって言ったから、テレビもつけないで気を使ってるんじゃないか」

奥様、はっとして。確かに赤ちゃんの時は敏感だったから、そう言った記憶があるようなないような・・・。まさかそんな昔のことをずっと覚えていたなんて、と反省したそうです。

子どもが出来てからすれ違いの毎日で、いつからか思いやりのかけらもない人だなと勝手に思うようになってしまっていたと・・・。

人って機械と違って環境や状況によって変わっていくものだし、成長もする。だからこそ、その都度、思いや考え方を伝え合ってアップデートしていかないと、どんどんすれ違ってしまうものなんですよね。(なんなら機械だって、いつまでもガラケーじゃ時代遅れもいいとこですしね💦)

うちも本当にしょっちゅうケンカする夫婦なのですが(笑)

「今私が欲しい言葉はそれじゃない」
「ただ誉めて欲しいの。そしたらまた頑張ろうと思えるの」
「今日は否定しないで欲しい」

とか“答え”を伝えるようにしています。

そもそも、性格も年齢も育った地域も環境も違うので、それくらい伝え合わないと理解しあえないというのもありますが(笑)

所詮は夫婦とはいえ他人。遠回しに伝えて、気持ちを理解してもらえない察してくれないと嫌な気持ちになったり、冷たい人だなと諦めてしまうより、ストレートに良い関係を築くことができる答えを言ってしまった方が、その後のコミュニケーションがよっぽど取りやすくなると思うんですよね。

特に夫婦は、一生のパートナーとして選んだ相手でこれから何十年と一緒にいる訳ですし、子育て期間が終われば最終的に残されるのは夫婦2人きり。

まだまだ長い人生を一緒に歩んでいくパートナーとして、沢山話し合って沢山意見を交換して、できる限り同じ方向を向いて家庭という船の舵取りをしていけるのが理想だなぁと。

でもこれって家族、親子に限らず、友人、知人、上司、部下とのコミュニケーションでもしかりなんですよね。

誰ひとりとして同じ人間はいないし、色々な考え方、個性が生きる社会。

「1手間」を惜しまず、諦めず、いくつになっても持ちつ持たれつ、みんなが優しい気持ちで豊かに育っていけたらいいですよね♡

という私も、余裕がないと夫や息子達に対して省略して伝えて、勝手にイラついてしまうことが多々あるので、自戒の念もこめて。

さあ、スキーシーズンも中盤戦。

雪が溶けるまで、この忙しさを楽しみます♪

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