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奇跡のような週末

異常の発生

うちに来てから2週間、今日で生後27日。
すくすく元気に育ち、気温に気を使うことが減り、たまの外遊びも楽しんでいるなと順調に思っていた矢先、まさかゆきちゃんに異常が発生しました。

金曜日、仕事から帰ってくると、座り込んだまま立たない、ゆきちゃん。
立とうとしても、すぐにへたっと倒れてしまいます。
まさか、電球の上から落ちて骨折でもしたのではないか。
抱きかかえ脚の様子を診てみますが、なんかおかしい気はするけれど、骨折をしているのか、何か異常があるのかはさっぱりわかりません。

別室の水そうに移動したゆきちゃん


特にこの日は初めて家を12時間近く留守にし、帰りの外気温が2℃まで下がっていたので、無事に元気でいてほしいと焦りながら帰宅したところ、こんな事態になっており・・・
なぜ昼に一度様子を見れなかったか、なんでもっと早く帰らなかったか等々後悔と動揺の嵐の中、それでもエサはがっつくほどよく食べ、水も飲むこと、そしてよく見ると左羽の下の皮膚がただれたようになっているのも見つかりましたが、立てない以外は基本的に元気ということがわかりました。

養鶏先輩に聞いてみると、そのような経験はないためわからないとのこと。
ひとまず元気なら明日まで様子を見て、獣医へ行くことを勧められました。
ジタバタ私が騒いだところでどうしようもないと落ち着きを取り戻し、邪魔をしないよう引き上げることとしました。


皮膚がただれています


翌朝


元気、食欲共にあるけれど、立てないという状況に変わりはなく、獣医へ行くこととしました。
はたしてヒヨコを診てくれる獣医さんが会津近郊にいるのかネットで検索してみると、鳥も可の獣医さんが3件。
そのうちの1件にまずは電話をしてみると、専門ではないためきちんと診れるかわからないが診てくれると言ってくれたので、そして電話の声の印象で良さそうとの印象を受けたので、そこに行くことにしました。
車で一時間ドライブ、その後待つこと二時間(今は犬の予防接種の時期と重なるとかで混み合っているそうです)。

獣医さんに行った記憶があるのは、実家の犬を連れて行った10年以上前のことであり、それも予防接種などであり、今回のように異常があって行くのは初めてであり、なおかつ専門的に見ているわけではないとのことだったので、正直不安でしたが、藁にもすがる思いで伺いました。

でも、誠実な説明と先生のヒヨコを診る眼差しや扱う手つきに、優しさを感じひとまず安心しました。


診察結果

先生から再度、犬猫が専門である、鳥はセキセイインコなどをたまに診るくらいである、きちっとした診断はできないこと等の説明を受けて、診ていただきました。先生がおっしゃるには、

  • 痩せすぎではないか?

  • 肋骨などの骨が当たり、肉がついていないように感じる。

  • 脚を骨折したり怪我した様子はない。立てないけれど、脚に力は入っている。

  • 皮膚のただれは弱っているから、どこかに当たったりするとすぐ炎症になるのではないか?

  • タンパク質とビタミンB6の不足が考えられる。

  • 薬というか栄養ドリンク的なものを処方するので、朝夕1日2回2滴飲ませ、様子をるように。

  • 他の子とは引き続き離しておくように

とのこでした。
ゆきちゃんは比較的大きめな子だったので、急に立てなくなるのは怪我に違いないという気がしており、また毎日エサ残り気味だったので、まさか栄養失調??と意外な思いがしました。
言われてみると確かに骨は当たるが、そういうものという感じがしていました。
それでも安心して、タンパク源としておからを購入して帰途に着きました。


あまり外気に触れない方がいいか迷ったのですが、日光浴も兼ねて3羽一緒に少し外へ出すと、ゆきちゃんも元気、元気。
座ったまま地面をつつき、腹這いしながら動いて必死に地面をつつきます。

地面をつつくゆきちゃん


そして、夕方先生に言われたように栄養ドリンクを飲ませます。
先生は上手に飲ませていましたが、これは目薬を挿すときに目をつぶってしまうのと似ていて、口を開けさせるのがなかなか難しかったです。

目薬容器に入った栄養ドリンク
先生がすり鉢で何やらすり潰して作っていました。


マレック病?

その晩、改めて「ニワトリと暮らす」の本で病気について調べてみると、前日は気が動転していたこともあり、また骨折などの怪我を疑っていたので、目につきませんでしたが、マレック病というのに行き当たりました。
本によると、マレック病とは脚、翼、首の神経がおかされ大きくはれ、起立不能や頭部下垂などの症状が見られる場合もあり、発症するとほとんど死亡するとも書いてありました。
腫れなどは見られないけれど、症状からおそらくこの病気ではないかと思いました。
予防接種以外に防ぐ方法はないとのことで、そもそもこの子たちが受けているのかも知らなかったので、ガーンと気持ちが沈んでいきます。

その後、ネットでも数少ない情報を当たってみると、死亡率は10%ほどと書いてあるものもあり、ミミズを食べさせると復活したとのブログ記事やユーチューブなどもあり、気持ちが少し軽くなりました。


奇跡の朝

放射冷却でカチカチに地面が凍っている寒い朝でしたが、私はミミズがどこかにいないかと畑の中を歩き回ります。
シャベルでいそうな場所をあちこち掘ってみますが見当たらず・・・
こりゃまだ寒すぎでいないかと思ったところ、ようやく米粒、小指の爪の先くらいの極小ミミズらしきものがいるエリアを発見。
あまりに小さく取れているんだかいないんだかという状態ですが、少し鉢皿に取ってとってゆきちゃんのところに持ち帰ります。
それを早速与えてみると・・・

立ったゆきちゃん


なんとなんと、立って食べ始めるではないですか!
もうびっくりというか、胸が熱くなる感動の瞬間でした。
まるで、アルプスの少女ハイジのクララが立ったような、ヘレンケラーが初めて水という言葉を発したようなそんな感動に包まれ、胸がいっぱいになりました。
これはと思い、外に連れ出すと・・・

福寿草の中を歩くゆきちゃん

なんとなんと、歩くではないですか!
よたよたどさっとお尻がつくこともあるけれど、立って地面をつつています。
2日間立てなかったのが嘘のようです。
あぁ、これできっと大丈夫と今度こそ心底安心しました。

それでも、しっかり回復するようミミズを与えたいと釣具屋に走り、ミミズを購入しました。
人生でミミズを買うことになるとは思いもよりませんでしたが、ミミズは釣具屋に売っているとわかり勉強になりました。

一袋3−40匹入りで550円
中にビニールに土と一緒に
ミミズが入っていました。


早速あげてみると、彼女たちにはサイズが大きすぎるのか、つつきはするけれど、あれぇ・・・あまり食べません。
期待してあげたので、少々拍子抜けでしたが、仕方ありませんね。
そのうち完食しているのかなと期待です。
そんなこんなで盛りだくさんの週末が無事に終わりました。

余談ですが、私は今回の子をゆきちゃんとわかっていたつもりですが、なぜかはなちゃんと入れ替わってしまい、獣医さんで名前を聞かれたときにも「はなです」と答えて、ますますはなちゃんが定着。
しかも、獣医さんのところで「はる」と間違って記入された診察券の修正までしてもらっても気付かず、家で記録をつけているときにあれ?となりました。

つきちゃん、はなちゃん


ひとまず、ゆきちゃんが復活しつつあり、そしてはなちゃんつきちゃんは変わらず元気で本当によかったです。


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