「才能のある人とは、自分に向いていることを見つけられる人だ」
かつて、北野武さんが言っていた、私の大好きなことば。
それまでの私は、
「私はひとに誇れるような、取り柄も才能もない」
「才能がなければ、成功者にはなれない」
そんな風に思ってた。
でも、このことばを聞いて、
「ひとに誇れるようなことじゃなくてもいいんだ」
「自分が『これだ!』と思えることでいいんだ」
そう思えるようになった。
ひとにどう思われるかではなく、自分がどう思うか
それから、ひとを見る目も変わった。
スーパーのレジうちのひとに対しても「私はミスなく、すばやくレジうちができる!」そんな誇りをもっているのかもしれない。
ビルの清掃のひとに対しても「私はどんなにがんこな汚れだって、ピカピカにできるスキルがある!」そんなプロ意識を持っているのかも知れない。
ひとに「すごい!」と思われるようなことでなくてもいい。
自分がどう思うかなんだ。
そう思うようになった。
そう思えるようになったら、気が楽になった。
『短所』=『長所』
以前の私は、自分の性格にコンプレックスを持っていた。
『生真面目』『神経質』『固い』
「もっと力ぬいて仕事した方がいいよ」
まわりから、そんなことを何回か言われた。
私はそんなまわりに対しイライラし、そんな私にまわりはイライラしていた。
だけど、今の仕事に出会って、コンプレックスが武器に変わった。
「これだ!」と思った。
わたしには才能がある!
労務の仕事は、さまざまな法律や制度の知識が必要になる。
わたしの『生真面目』が、法律や制度の知識を身に付けさせた。
わたしの『神経質』が、法律や制度の変化に対応する。
わたしの『固い』が、法律や制度を守らせる。
結果、まわりから信頼され、相談されるようになった。
わたしの才能は、『労務の知識がある』ことではない。
『労務の仕事に向いている』ことに気づいたことだ。
この気づきが、今の私の自信につながっている。
あなたの才能は何ですか?
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