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特別展 恐竜図鑑|上野の森美術館

三連休、家族サービスの一環として恐竜図鑑展へ行ってきました!

と、言いながら、恐竜が好きだったはずの息子は、もうそんなに恐竜好きでもなく……

連れて行った親の我々の方が嬉々として見ていたのですが。

場所は上野の森美術館。

上野駅から近い!
この辺は、上野動物園や、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館と、何かと来る機会の多いところ。

今回の上野の森美術館の恐竜図鑑展は発掘された化石や復元図を元に描かれた作品の展覧会。

本展では太古への限りない憧憬が込められた「パレオアート(古生物美術)」のロマンあふれる世界へとご案内します。世界各国から集められた作品は、その数およそ150点。恐竜発見以前の幻獣から19世紀の奇妙な復元図、20世紀の躍動感あふれる作品、サブカルチャー、近年の研究に基づくパレオアートまで、古代生物に抱いてきたイメージの歴史を網羅する作品が揃いました。

特別展 恐竜図鑑HPより

何が面白い、って、その年代ごとに有力な説が違ったりして恐竜のスタイルが違うってとこなのよ。

世界で最初に研究された恐竜・イグアノドン。

最初は四つん這い。

でも年代が進むと

立っちゃったよ……

他にも、お馴染みトリケラトプス。

割りと我々の知っているトリケラトプスに近いやつ。
知らないやつ(笑)

あと、一番わかりやすいのは、ティラノサウルス。
最初はやはり直立。

トイ・ストーリーのレックスもこのスタイル。

そうそう!私が子どもの頃は、このゴジラ感のあるスタイルがティラノサウルスだった!

ちなみに、東京ディズニーランドにあるウエスタンリバー鉄道のティラノサウルスも直立です。

もっと言うと、『ファンタジア』に出てくるティラノサウルスも直立です。

昔観た、『ファンタジア』のメイキングで、スタッフが「ウォルトにリアルな恐竜を!って言われたけどリアルって何よ……」的な発言をしていた気がする(笑)。

確かに、この時はこれが“リアル”だったのよね!

これは最近に近いティラノサウルス

研究が進んで、ティラノサウルスは前傾へ。

確か、『ジュラシックパーク』は当時の最新の解釈のティラノサウルスで、初めて前傾のティラノサウルスが出てきた、とかじゃなかったっけ?

この後も、ティラノサウルスは変貌を続けて、最新の説では爬虫類よりももっと鳥類に近かった、みたいな説が有力だったよね。

だから、最近のNHKのティラノサウルスはどことなく鳥チック。羽毛もあるし。

ただ、正しいかどうかよりも、その時代の人たちが想像した太古の世界というのも、それはそれで面白いです。

この躍動感のある絵も、今の有力な説とは違うところがあるのかもしれないけど、絵としてはとても楽しいし。

他にも、これ、恐竜って言ってるけど、脇に描かれてるの(リアルな意味で)イグアナと蛇じゃね?

って絵とか、首の長い恐竜は漏れなく蛇チックだったりとか、今との違い、その絵そのものの魅力、様々なことを想像して見れる楽しい展覧会でした。


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