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『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』を観てきました

会社のお姉様にお誘い頂き、『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』を観てきました!

場所は帝国劇場。

インペリアルスカラーならぬ、インペリアルシアターよ、奥さん。
私来たことあったっけか……大野くんの『アマツカゼ』の時は……あれは青山劇場だ。

来たことあると思いこんでいたけど、来たことがあるのはお隣の出光美術館で、帝国劇場は初めてです。

中が豪華。いや、中も豪華。

さすが、帝国劇場。
豪華絢爛。
そして、天井には出演者の方のパネルが飾ってある。

今回、カリオストロ伯爵夫人役は真風涼帆さんだったので、柚希礼音さんは出演してない。


今回の舞台、古川雄大さん演じるアルセーヌ・ルパンが主役で、おそらく『奇巌城』をベースに『カリオストロ伯爵夫人』とかをミックスした作品……だと思われる。

思われる、というのは、私、アルセーヌ・ルパンのシリーズは未読でほぼわからないから。
シャーロック・ホームズは隈なく読んだんだけど。

脚本・歌詞・演出は小池修一郎

宝塚歌劇団特別顧問・演出家。慶応義塾大学卒業後、1977年宝塚歌劇団に入団。86年『ヴァレンチノ』の作・演出でデビュー。91年『華麗なるギャツビー』で第17回菊田一夫演劇賞受賞。96年、潤色・訳詞・演出を務めた『エリザベート』は高い評価を受け再演を重ね、東宝版『エリザベート』(2000年〜)、『モーツァルト!』(02年〜)も大成功を収める。読売演劇賞、千田是也賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞、菊田一夫演劇大賞など受賞。14年春の紫綬褒章を受賞。宝塚歌劇団での近作に、『グレート・ギャツビー』(22年月組)、『カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜』(23年宙組)、『1789年―バスティーユの恋人たち―』(23年星組)、外部作に『ニュージーズ』(東宝)、『るろうに剣心 京都編』(TBS/梅田芸術劇場)など。

『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』パンフレットより

音楽はドーヴ・アチア

フランスの理工系グランゼコール出身者。卒業後は教員として数学と物理を教えるかたわら、音楽活動に熱中した数年を過ごす。その後、フランスの民間テレビ局TF1にて国際事業部の総責任者を務め、ハイテック系企業のテクレック社社長などを歴任する。アチアは2000年に共同制作したフランス語版ミュージカル『Les Dix Commandements(十戒)』をきっかけに舞台の世界に入り、以後『Autant en emporte le vent(風と共に去りぬ)』、『Les Hors-la-loi(無法者たち)』、『太陽王〜ル・ロワ・ソレイユ〜』、『Le magicien d’Oz(オズの魔法使い)』、『ロックオペラ モーツァルト』、『1789年―バスティーユの恋人たち―』、『アーサー王伝説』、『CASANOVA』、そして『『Molière l'Opéra Urbain (モリエール アーバンオペラ』など、立て続けに意欲作を発表している。

『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』パンフレットより

基本的に、宝塚歌劇団の方が主体で作っているミュージカル。
だから、随所に宝塚らしさがてんこ盛り。

劇団四季が演るような、ブロードウェイ感のあるミュージカルと違って、和製ミュージカルっぽさが楽しい。

今回、舞台美術が素晴らしく、常にルパンのマントのような幕(?)があって、緞帳のような上下の動きではなく、丸が伸縮するような動きをしていて、場面の切り替えが面白かった。

しかも、マントの裏地(?)にあたる部分が、多分照明で色が変わるように演出されていて、場面によって色が変わっていたのも良い。

また、生オケ!生オケは問答無用で良いわよね。
それだけでミュージカルの価値が上がる。

舞台の使い方は、ザ・宝塚。
数回しか宝塚の舞台を観たことがない私でも、「この舞台の使い方観たことあるー!」という感じでした。

ストーリーは、『奇巌城』もこんなストーリーなの?ってくらいてんこ盛り。ホームズ出てくるし、高校生探偵は出てくるし、男装のカリオストロ伯爵夫人は出てくるし。
ルパンが主人公のストーリーなので、ホームズがコミカルになってしまうのはファンにとしては複雑だけど、コナン・ドイルの書いてるホームズじゃないしね! まあ、そこは仕方ない。ワトスン君がいないのは寂しいけど。まあ、それも仕方ない。

兎にも角にも、20世紀初頭のパリが舞台なので、女性のドレスとかが素敵でテンション上がるの。
そこへ、ルパン役の古川雄大さんがマントを翻して出てくると、もう「タキシード仮面様ー!!!」って感じなの。
カッコいい。

群舞が多かったのも良かった。
人が多い、それだけで華やかよね。
やっぱり生オケといい、こういうのはいくら技術が上がっても代わることが出来ない。

特に舞踏会のシーンは、衣装は古風なんだけど、動きがコミカルでスピーディーですごく楽しかった。

カリオストロ伯爵夫人の真風涼帆さんも、女性役、とはいえ男装の伯爵夫人だったので、これまたハマってた。

男装でのダンスシーンとか、やっぱり本物の男性がいると見劣りするのかしら……とか思ってたけど、全くそんなことなかった。
カッコいいものは、カッコいいのね。

予備知識なしで観に行ったミュージカルだったので、新鮮な気持ちで楽しめました!
やっぱり舞台は良いわね!

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