9月28日の日記

なんかとにかく眠く、午前中はずっと寝ていた、そのせいで行おうとしていたto doができなかったのだった。

夕方もとにかく寝ていて、一日のほとんどを睡眠で過ごしたのだった。こうして一日が終わる。

ゲーム『unpacking』をやる。荷解きゲームである。ダンボールに詰まった荷物をとにかく解いて所定の位置においていく。
効果音が素晴らしく、荷物の重さや床の材質によって音が微妙に変わるのがリアリティがあり小気味よい。ステージクリアすると、それまでの軌跡を早送りで振り返ることができるのだが、これもまた気持ちいい。雑多な状態からずんずんと整頓された風景になっていくさまは爽快だ。
ゲーム内のストーリーというかコンテクストもよく、ある女性の人生を時系列で体験するという体裁なのだが、初めての部屋から初めての一人暮らし、シェアハウス…とどんどんライフステージが上がっていく中で、新しい荷物――デカいデスクトップPC――と今まで綿々と受け継がれてきた荷物――ぬいぐるみとか――を垣間見ることで、その人の人生を思い浮かべることができる。
『unpacking』は人生の普遍性と個人の特殊性とをやや特異な方法で描き出しており、ゲームのインタラクティブな部分も相まってなかなか上手くできていると思ったのだった。


(2023/09/28)

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