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イクときに何て言う?

 最近Twitterで哲学者カントの死に際の言葉が話題になってました。

Es ist gut. (これでよし)

かっこいいね、シビれちゃうね。

古くは日本でも「辞世の句」なんて文化がありますね。
人間は死が眼前に迫った時、何を考えてどんな言葉を残すのか。


有名なところで言うと
織田信長の「是非に及ばず(どうしようもないね~、的な意味)」や西郷隆盛の「もうここらでよか」みたいなのがありますね。まぁ真偽は怪しいとこですが。

その人物の偉大さや超人ぶりを表す時に、
「死を受け入れるその豪胆さ」みたいなのが一つの指標になるのかも。
まぁ確かにね。かっこいいもんね。


けどその逆で、生にしがみつく人間らしい姿もそれはそれでカッコよく見えたり。

手塚治虫の最期の言葉は
「頼むから仕事をさせてくれ!」だそうな。
これは逆に痺れる。最期まで『漫画家 手塚治虫』であろうとする狂気じみた姿勢を象徴するようなこの台詞。

あとはとんちで有名な一休さん。
調べたところ「死にとうない!」と言いながら亡くなったらしい。
今に残るあっけらかんとしたイメージと併せて壮大なフリオチが出来ている。
あと享年88歳とか普通に大往生だし。人生全部がお笑い過ぎる。


さてはて、果たして私はどうだろうか。
今際の際にどんな言葉を残すのか。


吉田拓郎が長い音楽キャリアの最後のアルバムタイトルを『ah-面白かった』としたように、

それでいて明日が来ないことに対し いたって人間臭い未練も見せながら。


なんか「うわー、もうちょい遊びてー!」とかヘラヘラ言いながら死ねたら理想かも、とふと思った。

こいつどんだけ楽しんでたんだよ、って笑われながら天寿を全うしたい。
なんてアホらしい考えだ。


人生は楽しいよ。しんどいこともあるけどね。

音楽を聴いて映画を見てギターを弾いて、たまに人と会って・・・
夕方5時に友達と別れて家に帰るような気持ちで向こうに行けたらいいね。


みんなの人生も楽しくありますように。

そんな貴方の人生を彩るハッピーな生き物、略していろはちゃんです。

ほらね。今夜、いろはちゃんにしない?

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