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京都彩ふ文芸部

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書くのは、楽しい。 あなたも何か書いてみませんか? 2024年1月より、彩ふ読書会は文芸部活動を行います。 京都会場の読書会に過去一回以上参加経験のある方でしたらどなたでも…
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京都彩ふ文芸部 部員募集のお知らせ

書くのは、楽しい。 あなたも何か書いてみませんか? 2024年1月より、彩ふ読書会は文芸部活…

Gemini(AI)さんに「彩ふ読書会」のことを聞いてみた

こんにちは。のーさんです。 時間があれば読書か応募用の原稿に取り組みたいところなんですが…

【進捗状況】第56回 新潮新人賞に応募予定作品の執筆状況について

こんばんは。のーさんです。 先日こんな記事を書きました。 文芸部用のX(旧 Twitter)アカ…

「いついつまでに何枚」は吉とでるか凶と出るか

先日、新潮新人賞に応募すると宣言した、のーさんです。 私の場合、文章を書くタイミングで一…

【宣言】第56回 新潮新人賞に応募します(3月31日〆切)

「第56回 新潮新人賞」に応募します! 原稿募集の詳細はこちら。 season2開始時は「文藝賞」…

私の創作歴・創作小説一覧

こんにちは、のののです。 以前一度まとめていたのですが、初代・彩ふ文芸部に掲載していたも…

短編小説『ナンパかと思った。違った』

◆はじめに 閲覧ありがとうございます。有料記事としておりますが、作品は最後までお読みいただけます。では、どうぞ。 『ナンパかと思った。違った』  電車の中、スマホから顔をあげると男と目が合った。完全にこちらを見ている。とっさに目を逸らしたものの男は何をどう思ったのか近づいてきた。  うわ、めんどくさ。  やめろ、たまたま目が合っただけだから。別に興味なんかねえから。自信家なやつはこれだから困る。目が合っただけで「俺のこと好きかも」とか思うんだよな。どれだけ自信あんだよ

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短編小説『絞まる前に』

◆はじめに 閲覧ありがとうございます。有料記事としておりますが、作品は最後までお読みいた…

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短編小説『十一月二十二日』

「わかちゃんってさ、変わってるよね」 「え?」  それは、わたしに審判が下された日。 「…

短編小説『とりあえず十年で』

◆はじめに 閲覧ありがとうございます。有料記事としておりますが、作品は最後までお読みいた…

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短編小説『夜の校舎で制服デート Part2』

◆Part1はこちら  優しい人と書いて優人。  その名前の通り、彼はいつも優しかった。出会…

短編小説『夜の校舎で制服デート Part1』

 愛と美しいと書いて愛美。  その名の通り、彼女はいつも可愛くて美しい。こんな僕と付き合…

短編小説『Ctrl+S』

 四月だというのに年末みたいだな、と思いながら僕はテレビを観ていた。画面には北島三郎や松…

短編小説『うるせえしるか』

 今日も上司に小言を言われた。わたしの勤務態度がお気に召さないらしい。  ――ボクはいつも1時間前に出勤してるんだけどね。君は良いねえ。ボクは有給休暇なんて一回も使った事がないよ。君は良いねえ。え、もう帰るの? 君は良いねえ。  えびす様のような顔つきと体型の上司は、優しそうな雰囲気に溢れている。笑う時はガハハと豪快でよく笑うから役員の方々からは非常に気に入られている。声を荒げて部下を叱責するような事もないし、よく話しかけてきてコミュニケーションも取っている。一見優しそう