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迷い込んだ鳥たち

仏領ギアナは南国なので町中にいる鳥たちも日本やフランスとは違う。

一番メジャーなのが、キキウィ。KikiwiまたはKikivi、quiquiviと書く。
お腹が黄色くて、頭に白い線があるのが特徴。
体長は20㎝くらい。
私の中ではスズメのポジション。
って、今ウィキペディアみたら、スズメ目って書いてあった。
なんだあながち間違ってなかった。

物怖じしないのかテラスにも窓際にも来る。

寝室のバルコニーにも毎日来てて、朝から
キッキウィーーーーーーーーー
キッキウィーーーーーーーーー
と、うるさい。
そう、鳴き声が名前と一緒。
しかもデシベル数もすごい。
立派な目覚まし。
キキウィの鳴き声はこのビデオで聞けます。

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雑食でテラスのテーブルにフライドポテトとか他の食べ物が落ちてると全部食べる。
そして、落とし物を残していくんだけど、乾く前のフンがまさかのきれいな紫。何を食べたらあんな紫色になるんだろうと調べようとしたけど、結局分からずじまい。いまでも気になる。

何度か家の中に入り込まれて、私のトルソのてっぺんに紫色のフンを落としていった。


他に入り込んだのはハチドリ(Colibri)。
町中にはいるけど、なかなか近くで見る機会がない鳥なので、家に入りこんできてびっくり。
綺麗な玉虫色してる。
下の写真の私の親指の大きさからも推測できるように小さな鳥。
この子も捕まえて外に逃がしてあげた。

写真のピントがずれてるのからカメラマンの腕を察してほしい。

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そして、驚いたのが、オニオオハシ(Toucan)。
これは町中でもなかなか見る機会がない。
何かに追われたのか、すごい勢いで寝室のバルコニーにつながる扉に激突。
脳震盪を起こしてそのまま地面へ。
とりあえずシーツでくるんで介抱したら、数分後には回復して家の中を飛び回った。
まあ、飛び回れるくらい元気なら大丈夫だろうと放してあげた。

オニオオハシはイラストとかで見る感じそのまんま。
なかなか間近ではお目にかかれない鳥なので得した気分。

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ボケてるのはカメラマンの腕が…以下略。


それにしても、うちはロフトがあって天井がすごく高いので、一度鳥や蝙蝠が入り込むと捕まえるのに一苦労。

そこで捕まえる方法を検索した。
鳥が入り込んだらすぐシーツかバスタオルを取りに行く。
そして狙いを定めて鳥に向かってふわりと投げる。
暗くすると鳥は大人しくなるらしいので。
ただ飛んでる鳥に狙いを定めるのが難しいという問題が。
何度もシーツが空を舞う。

鳥が入り込むと30分ほど鳥との強制鬼ごっこが始まる。
鬼は常に私。
途中退場は認められない。
でも勝利はいつも鬼の物。

しまいには私のシーツ投げの能力が少しレベルアップした気がする、けど、いまのところ何の役にもたってない。


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