見出し画像

残り物には福がある

カイエンヌ滞在時の住居は会社が用意してくれて家族構成に合わせて振り分けられる。
例えば、一人暮らしや夫婦二人の場合、寝室+リビング・キッチンのいわゆるT2。
子供がいれば子供の数に合わせてアパートまたは家が振り当てられる。

友人は夫婦子供3人だったので部屋数4部屋+広いダイニング・キッチン・リビングの一軒家。

うちも普通だったら小さめアパートに入居するはずだったけれど、とにかくギリギリでの出発だったので残ってた住居に入居することに。

それが、リビング・キッチン・ダイニング+寝室2部屋+テラス20㎡くらい+ロフト付きの広いアパート。
どうやらアパートで残ってたのがここだけだったらしい。
しかも中心の広場から徒歩5分強。

画像1

すごくラッキー。
この時ほど残り物には福があるということわざを実感したことはなかった。

しかも変に中心から離れた一軒家をあてがわれるより中心部のアパートの方がいい。
というのも、中心を離れるとグッとインターネットの通信状況が悪くなる。
中心部も本国に比べるとネット環境はかなり良くないけど、一応問題なく使える。10Goダウンロード/アップロードする時とか一晩中パソコン点けてたけど。

郊外に住んでた友達なんてインターネット数日不通とかあったし。

アパートは日本でいう4階建て。
1階はガレージで2・3階は各4室。
うちは最上階でうちとお隣さんだけの2室。

ギアナの一般の家には冷房は必ず備え付けられてるわけではないけど、会社から支給される家・アパートの寝室には冷房完備。
一年中暑いから(約30度、湿度80%以上が毎日続く感じ)冷房はありがたい。
この蒸し暑さだけは2年経っても慣れなかった。
ひどい時はソファに座ってるだけで汗をかく。

リビングとかは普段窓開けっぱなしなので、冷房はない。
うちもテラスに続く大きな窓はずっと開けっぱなし。

でも泥棒が多いので4階でも窓には格子が付いてる。
ちなみにギアナはフランスで一番治安が悪い場所として有名。

実際うちの2階下のアパートも泥棒にやられた。

荷造り全部終わったところを狙われて引っ越し荷物全部盗まれた人もいる。泥棒にとっては運びやすくてどんなに楽だったろうか。
さすがにそれは酷い。帰る前に意気消沈してた。そりゃそうだ。

画像2

(↑テラスへの窓には金属の枠が)

それはさておき。

立地もよく、さっきも書いたけど中心から徒歩約5分
市場まで歩いて15分
海まで歩いて1分(泳げない場所だけど)
下には中華レストラン
道渡ったところにはカイエンヌ一美味しいという評判のアイスクリーム屋さん
はす向かいにはピザ屋さんも。
歩いていける範囲にいくつかバーもあったし(これはポイント高い)。

ちなみにクリスチャヌ・トビラ(以前の司法大臣)の家も歩いて1分のところにあった。

そんなこんなで、私は泥棒に入られず、運よくいいアパートに当たってカイエンヌ生活を満喫した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?