見出し画像

ジャングルへ行ってみよう

仏領ギアナの90%くらいはジャングルなので、町を出ると手軽にジャングルっぽいところに行ける。

でも、今回は本当にジャングルの奥地。みたいな村を紹介。

周り、本当にジャングル以外何もない。村につながる道もないので、飛行機でしか行けない村。カイエンヌから一日1・2便の割合で出てる。
所要時間、約1時間。
飛行機は10人乗りくらいのプロペラ機。
椅子はパリのメトロのストラポンタンみたいな感じ(座る時だけ下げて       座れる折りたたみ椅子)
席は自由席。私はパイロットのすぐ後ろに座ってみた。
荷物は機内の後ろに積まれて網を張って雪崩れてこないようにされてる。
なんか、もう、飛行機っていうよりバスに乗りこんだ感じ。

ちなみに、このプロペラ機、巡回バスみたいに、カイエンヌ>>サユル>>マリパスラとかいろんな村をまわる。
ブラジルでもそうだった、巡回飛行機。勝手にOmni-avionと名付けた。

画像1

荷物が重過ぎると飛行に差支えがあるらしく、搭乗前に荷物と一緒に体重測定。飛行場で体重図ることなんてそんなにないよね。


サユルに近づくと森の中に一直線に走る茶色い線が見える。
飛行場の滑走路。
なんと、舗装されてない。

画像2

その舗装されてない滑走路に降り立って、飛行場へ。といっても屋根のある小さな建物。

画像4

中には「キャンプ・ハンモックの使用禁止」とか書いてある。

画像3

帰りはここの窓口でまた荷物持って体重計に乗るんだけど、搭乗券がまさかの手書き。話のタネに搭乗券残しておけばよかったかな。

画像5

飛行場から村までは約2キロ。送迎車もあるみたいだけど、2キロくらいならと森の中を歩いて行った。

村には民宿みたいなのを営む人が一人(といっても寝るのは各自ハンモックを柱に結んで寝るんだけど)いる。ここでは食事の提供はなく、買い物できる場所もないので自分たちで食べるものは持って行った。小さなキッチンがあってそこで簡単な調理はできる。

サユルでできることは、ジャングルの中をハイキング。
いくつかハイキングコースがあって、大体5km~15kmくらいのコース。
私はあまり運動が得意ではないので、2・3時間くらいのコースをハイキングしてきた。
途中見渡しのいいところでは野生のカラフルなオウムを見たり。

とにかく自然がすごい。
フロマジェと呼ばれる大きな木は壮観。
樹齢何年くらいなんだろう。

画像6

画像7

画像8

ツルにつかまってターザンごっこもしてみた。

村の中には村役場もあって、ヨーロッパの国旗も掲げられてる。
ジャングルの奥地でも、ここはヨーロッパ。
村にはジャンダルムも数人駐在してる。数か月おきに交代だったはず。
医療施設は簡単な診療所があるくらい。大きな病気したらカイエンヌへ運ばれる。ウィキペディア見てみたら、住民は150人くらいらしいので診療所があるだけマシ。隣村にほいほい行けるわけでもないし。

画像9

画像10

画像11

ジャングルの真ん中にある村、なかなか行く機会はない。
実際周りの友人たちもサユルに行ったという人はいなかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?